ドラッグストアで購入できる子供用解熱剤をやくちちが味見してみた!
市販の子供用解熱剤は何で選ぶ?
新型コロナウイルスの影響で小児科や耳鼻科の受診を控えるお子さんが増えていると感じます。
そんなに高い熱じゃないから市販の解熱剤を飲ませて様子をみよう…という親御さんも多いのではないでしょうか?
今回はドラッグストアなどで購入できる子供用の解熱剤の味見を行いたいと思います。
市販薬ということで、パッケージをみても分かるように子供に人気のキャラクターが描かれています。
解熱剤とは?
解熱剤は、一般的に解熱鎮痛薬とよばれるお薬のことです。
実は解熱剤のほとんどは熱を下げるだけでなく、痛みも抑える作用も持っています。病院では、風邪・インフルエンザなどで高熱が出たときだけでなく、頭痛やのどの痛みなどの症状がある時にも用いられることがあります。
解熱剤が熱を下げる仕組みとしては、炎症を引き起こす原因物質が発生するのを抑えるはたらきをするものと、脳の中にある体温中枢に作用して熱を下げるものとがあります。
いずれも、一時的に症状を抑える対症療法です。発熱の原因となっている病気を治すものではありません。
解熱剤を使うタイミングや注意点
解熱剤を使うタイミングとしては、38.5℃以上の発熱の時を目安に使用するようにして下さい。熱が出たときはむやみに解熱剤を使わない方がよいとされています。
その理由は「熱が出る」という現象は細菌やウイルスをやっつけるために必要な体の反応だからです。ウイルスや細菌の多くが、36℃〜37℃付近の温度で増殖します。発熱して体温を上げることで、ウイルスや細菌が体の中で増殖するのを防いでいます。
少し熱が出た状態で解熱剤を使用してしまうと、本来持っている増殖を防ぐ力が機能しなくなってしまいます。しかし、熱が高いと体力も消耗してしまうもの。高熱が出てつらいときには無理にがまんせず、解熱剤を使いましょう。
解熱剤を使っても熱が下がらないときはどうする?
解熱剤を使用しても熱が下がらないことは、決して珍しいことではありません。これは解熱剤の作用に対して、体の発熱が上回っているということを表しているからです。
そもそも発熱は病気を治す上で必要な反応です。心配になるのはわかりますが熱が下がらないから短時間の間に解熱剤を追加で飲むことはしないでください。必要以上に解熱剤を飲むことで、逆に肝臓などの臓器に負担をかけてしまう恐れもあるからです。
水分をしっかりと摂取して、ゆっくり休むことを心がけましょう。子供であれば熱が下がらなかったとしても、少しでも元気が出てきて水分がとれるようになることで、解熱剤がある程度はたらいていると言えるでしょう。
3つの子供用解熱剤を味見
今回は以下の3種類の製品の味見を行いますが解熱成分としてはどの製品も”アセトアミノフェン”です。
- キッズバファリンシロップS
- ムヒのこども解熱鎮痛顆粒
- 小児用バファリンチュアブル
構造式(アセトアミノフェン)
アセトアミノフェンは医療用ではカロナールという製品が有名かと思いますが、アセトアミノフェンは苦味が強いので、市販薬がその苦味をどこまで上手にマスキングできているかがポイントかと思います。
また、剤型もシロップ剤、顆粒剤、チュアブルと異なっているので、それぞれの味がどう違うのか?気になるところです。
それでは味見をしていきましょう。
キッズバファリンシロップS
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