カリメート経口液・DSはどの味が飲みやすい?4種類を味見してみた。

最近ではロケルマ懸濁用散のような高カリウム血症治療薬も処方されていますが、薬価が高いために古くから販売されている製品を選ぶケースもまだまだ多いと思います。
今回味見を行うのはカリメート経口液とDSです。長期間服用することが必要となる薬なだけに、味・服用感に関する説明もしっかりとできると良いのではないでしょうか?
今回は、カリメート経口液20%(ノンフレーバー、オレンジフレーバー、アップルフレーバー)とカリメートドライシロップ92.59%の4製品の味見を行います。
経口液には3種類の風味がありますが、どの程度飲みやすさに差があるのでしょうか?ドライシロップは甘み・服用感が気になるところです。
経口液のフレーバーは販売開始の時期に違いがあり、ノンフレーバーが2012年、オレンジフレーバーが2013年、アップルフレーバーが2018年より販売されています。

それでは味見をしていきましょう。
カリメート経口液20%(ノンフレーバー)
見た目は僅かに黄色がかった白色の液体で、経口液という名前ですがドロッとしており、練乳のような液体をイメージすると良いと思います。
甘みと薬っぽい独特の風味があり、苦味はほとんど感じません。
見た目通りドロッとした液体で、ザラザラとした服用感があり、口の中に粉っぽさが残ることが気になります。

甘味 :★★★★☆4
苦味 :★★★★★5
風味 :★★☆☆☆2
後味 :★★☆☆☆2
カリメート経口液20%(オレンジフレーバー)

甘味 :★★★☆☆3
苦味 :★★★★★5
風味 :★★★★☆4
後味 :★★★★☆4
服用感はノンフレーバーと同じでザラザラとした感じですが、オレンジ(柑橘系)の酸味を感じるので、ノンフレーバーの時に感じた甘みと薬っぽい風味がかなり軽減されており、飲みやすい印象を受けました。
薬っぽい風味が無く個人的には評価が高いですが、もう少し甘みがあるとさらに飲みやすいような気がします。