2026年6月新規収載、ビラノア・フォシーガの後発品を味見してみた
ビラノア錠とフォシーガ錠にジェネリックが…。
先発品だってこの前発売されたばかりじゃないか?と思って調べるとビラノアは2016年11月、フォシーガは2014年5月に発売ということで10年近く経過していることにびっくり。
どちらの製品も最近のジェネリックでは発売メーカーが多く、個人的にはどのメーカーにしようか悩む時間も楽しかったです。
(上段:左から)ダパグリフロジンOD錠10mg「杏林」、ビラスチンOD錠20mg「杏林」、ビラスチンOD錠20mg「タカタ」
(下段:左から)ダパグリフロジンOD錠5mg「杏林」、ビラスチンOD錠20mg「ダイト」、ビラスチンOD錠20mg「YD」
ビラスチンOD錠(先発:ビラノア)
先発品のビラノア錠20mgは2016年11月に薬価収載・発売されました。それから約9年半。
2026年6月、ついに後発品が薬価収載となりました。ビラノア錠が発売になった時は近隣のクリニックと合同で製品説明会を実施したりしましたが、もう後発品が発売になるのか!?と感じました。
後発品として10社13品目が承認されており、基本的にはOD錠での参入が中心ですが、明治Seikaファルマ・沢井製薬・第一三共エスファ(EP)の3社は普通錠・OD錠の両剤形を発売しています。
今回は入手できたOD錠4製品を実際に味見してみました。
ビラスチンOD錠「杏林」を味見
まずは杏林のビラスチンOD錠です。
今回味見を行った4社のうち、PTPシートの紫色が1番濃い色をしていたのが杏林でした。各社のシートを並べてみると色の濃さで目を惹きます。
ビラスチンOD錠20mg「杏林」
甘味:★★★☆☆ 3
苦味:★★★☆☆ 3
風味:★★★★☆ 4
後味:★★★☆☆ 3
服用後10秒程度で完全に溶け切ります。〇〇味といった風味はなくやや甘い味です。
後味がやや苦い点が若干気になりましたが、口の中で溶かした後に水やお茶などで飲み込めば問題ないかと思います。
ビラスチンOD錠「タカタ」を味見
高田製薬は「小児の粉薬やOD錠なら高田」と言われるくらい味付けに定評のあるメーカーです。
どれだけいい薬でも(苦かったりして)飲めなければ効果を発揮することができないので、味付けも重要だと思います。
ビラスチンOD錠20mg「タカタ」
甘味:★★★★☆ 4
苦味:★★★★☆ 4
風味:★★★★★ 5
後味:★★★★★ 5
味見をする前に錠剤の香りを嗅いで「香りがいい!」。味見をする前から高田製薬のこだわりを感じます。
味はグレープ風味ということで苦味はあるもののグレープのフルーティーな風味で苦味がほとんど気にならないです。やっぱり高田製薬の味付け!と思います。
完全に溶け切るまで21秒程度かかったので、他社の製品と比べると溶けにくい製品となっています。
ビラスチンOD錠「YD」を味見
陽進堂(YD)といえばメインでなくてもどの薬局にもひっそりと採用されているメーカーではないでしょうか?
勤務する薬局ではトラネキサム酸やヘパリン類似物質ローションでお世話になっています。
ビラスチンOD錠20mg「YD」
甘味:★★★★☆ 4
苦味:★★★★☆ 4
風味:★★★★☆ 4
後味:★★★★☆ 4
ビラスチンOD錠「YD」も杏林と同じように〇〇味といったような風味はなく、甘い味です。
溶け切るまでに25秒程度かかり、今回味見を行ったビラスチンOD錠の中では1番時間がかかった製品でした。
既に3社味見を行っているからなのか後味の苦味が少ないような印象を受けました。
ビラスチンOD錠「ダイト」を味見
ダイト株式会社の製品ですが、ドパコール配合錠の流通が悪い時にダイトのドパコールを購入したのが1番印象に残っているメーカーです。
フェルゼン、科研、フソーなど“ダイト”の屋号以外の製品も多く販売しているようです。