『まとめ抗菌薬』の山口浩樹医師が解説!わかりやすい!抗菌薬の処方意図

更新日: 2025年10月1日 山口浩樹

腎機能障害患者への抗菌薬投与はどうする?PK/PD理論から考えよう

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腎機能障害患者への抗菌薬投与設計に迷うことはありませんか?本記事ではPK/PDに基づき、時間依存性と濃度依存性の薬剤ごとに最適な投与計画と、治療効果を最大化する鉄則である「初回投与量は減量しない」理由も詳述します。

本日の患者背景:レボフロキサシン感性の大腸菌による急性前立腺炎を発症した高齢男性

85歳男性。糖尿病性腎症がありクレアチニンクリアランスが15ml/minと低下していた。

レボフロキサシン感性の大腸菌による急性前立腺炎を発症し、レボフロキサシン内服で治療することになった。

クイズ:どの抗菌薬を処方するのが正しい?

本日の患者さんに処方する抗菌薬として適切なものを、①~③から選んでください。

  • レボフロキサシン 500mg 1日1回 24時間毎に内服
  • レボフロキサシン 250mg 1日1回 48時間毎に内服
  • レボフロキサシン 500mg 1回内服後2回目以降250mgを1日1回 48時間毎に内服

山口医師解説!急性前立腺炎の高齢患者になぜこの抗菌薬が処方された?

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山口浩樹
やまくちひろき

医師16年目。日本感染症学会専門医・指導医。鹿児島生協病院勤務。 フォロワー数2.1万人のXアカウント「新米ID」(@black_kghp)で感染症診療や研修医教育に関するまとめ情報を発信。著者『まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方』(羊土社)がある。

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