『まとめ抗菌薬』の山口浩樹医師が解説!わかりやすい!抗菌薬の処方意図

更新日: 2025年11月20日 山口浩樹

「アモキシシリン」で副鼻腔炎が治らない!患者に処方される抗菌薬とは?

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急性副鼻腔炎の多くはウイルス性で抗菌薬は不要です。しかし、細菌性副鼻腔炎に対しては的確な抗菌薬選択が求められます。基本はアモキシシリンですが、中にはセフトリアキソンの点滴静注を要する重篤なケースも潜んでいます。今回は、服薬指導にも役立つこの重要な「使い分け」の根拠について解説します

本日の患者背景:細菌性副鼻腔炎で「アモキシシリン」が処方されたが病状が回復しない男性

48歳男性。基礎疾患はないが喫煙歴あり。10日前から咳や鼻汁など感冒様症状がみられた。3日前から発熱と右頬部痛、膿性鼻汁となり近医を受診した。

細菌性副鼻腔炎の診断で「アモキシシリン」を処方された。アモキシシリンを3日間内服後も症状が続くため再診した。来院時38度台の発熱と、右頬部に圧痛と叩打痛を認めた。

発熱と頬部痛のため内服が困難である。血液検査で白血球とCRP高値を認め、副鼻腔X線検査とCT検査で右上顎洞部に著明な液面形成を伴う陰影を認めた。

クイズ:どの抗菌薬を処方するのが正しい?

本日の患者さんに処方する抗菌薬として適切なものを、①~③から選んでください。

  • クラリスロマイシン内服
  • レボフロキサシン内服
  • セフトリアキソン点滴

山口医師が解説! 細菌性副鼻腔炎患者になぜこの抗菌薬が処方された?

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山口浩樹
やまくちひろき

医師16年目。日本感染症学会専門医・指導医。鹿児島生協病院勤務。 フォロワー数2.1万人のXアカウント「新米ID」(@black_kghp)で感染症診療や研修医教育に関するまとめ情報を発信。著者『まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方』(羊土社)がある。

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