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更新日: 2017年8月7日 薬剤師コラム編集部

第2回 夏の天敵!日焼け止めの正しい選び方

第2回 夏の天敵!日焼け止めの正しい選び方の画像

暑い日が続いていますね。ドラッグストアでは目立つ場所に日焼け止めが置かれています。皆さんは紫外線対策行っていますか?

紫外線を気にする方であれば日焼け止めを毎日使用する方多いと思いますが、どのような商品を選んでいますか?日焼け止めは適切なものを選ばないと肌荒れの原因になることがあります。

今回は、お客様から相談された際に少し役立つ「日焼け止めの正しい選び方」についてご紹介します。

日焼け止めの基礎知識

日焼け止めはサンスクリーン剤ともいわれます。その名の通り、紫外線から肌を防御することを目的に作られ、紫外線防御の強さはSPFやPAで表示されています。SPFは「UVBの防御効果」、PAは「UVAの防御効果」を表しています。

SPFは「SPF50+」が最高値で、数値が大きくなるほどUVBの防止効果は高くなります。PAは「PA+~PA++++」 の4段階で表示され、+が多いほどUVAの防止効果は高くなります。また、紫外線を防御するために配合される成分は「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。

紫外線吸収剤は吸収した紫外線を熱などのエネルギーに変換して放出するという化学的な仕組みにより、紫外線から肌を守っています。一方、紫外線散乱は散乱剤成分で物理的に肌を覆うことにより、紫外線を肌の表面で反射・散乱させ紫外線から肌を守っています。

紫外線吸収剤は化学反応を起こすことで紫外線から肌を守るため、放出した熱や、化学反応によって肌に刺激を与える可能性があります。そのため化学反応が関与しない紫外線散乱剤の方が安全性が高いと考えられています。紫外線吸収剤が無配合の日焼け止めは「ノンケミカル」と呼ばれています。

日焼け止めの選び方

「日焼け止めは数値の高いものを」と考える方が多いのですが、日焼け止めはご自身の生活に合わせて使うことが大切です。SPFの数値が高い日焼け止めは紫外線吸収剤が配合されていることが多く、肌への負担が大きくなりやすいです。そのため、必要以上のSPFは肌荒れを引き起こすリスクが高まるため適切なSPFを選ぶことをおすすめします。

適切なSPFの具体例を示すと、

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