職場での新型コロナウイルス感染症対策は?

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
新型コロナウイルス感染症を予防するため、皆さんの職場ではどのような対策をとられていますか?今回は、職場での感染症対策に関するアンケート結果を紹介します。
薬剤師一人ひとりの取り組みとしては、「マスクやゴーグルの着用」、「手洗いうがい」と回答する方が多く見られました。職場としての取り組みとしては、「こまめな消毒や換気」、「アクリル板パーテーションの設置」といった回答も集まりました。皆さんの薬局や病院でも同じように取り組まれているのではないでしょうか。
また、オンライン服薬指導が可能になったことから「電話での服薬指導」を実施する医療機関も多いようです。その他、「2メートルのソーシャルディスタンスを示した足元のライン表示」など、患者同士の感染リスクをできる限り減らすための工夫など、さまざまな取り組みが寄せられました。
Q職場で実施している新型コロナウイルスの感染対策は何ですか?
業務中のマスクの着用・ゴーグル着用
- 職員はマスクの着用。目からの感染もあるとのことで、受付、診察時はゴーグルを着用しています。
- マスク着用義務化(N95、サージカルなど)、患者対応はゴーグル着用。必要最低限の服薬指導 手作りマスクの無料配布。

ベン:
飛沫感染を防ぐため、マスクだけじゃなくゴーグルも必要だね。
手洗い、うがい、手指の消毒
- 洗剤による定期的な手洗いの励行。うがいと手指消毒の実施 。
- 朝、下駄箱前で手指の消毒をし、靴の裏も消毒して室内に入る。休憩室に入るときは必ず手指消毒。投薬後も手指消毒を徹底しています。
- 三密を避けるのは突然のことながら、薬剤部が全滅しないように、チーム制にして極力交わらないように仕事をしています。また、薬局内に入るときはアルコールで手指を消毒してから入ります。

ゼン:
基本的なことだけど、習慣づけが必要だぜ。
薬局内の消毒と換気、仕切りの設置
- 出勤時にデスク周り・PC・ドアノブなどの環境消毒。患者さんがいない開店前に、イスやカウンター、ウォールなどの消毒をしています。
- 透明のシートを天井から吊り下げ、直接の飛沫から守る。入口の扉を開放する。消毒液の手配、感染防止策の更新。100ppm次亜塩素酸水の連続噴霧(専用加湿器使用)。
- 定時に換気と消毒。カウンターにラミネート板を取り付ける。次亜塩素酸によるドア、カウンター、トイレほか、人が接触するところの消毒。釣銭トレーの洗浄。1日2回の院内環境整備。
- パンフレットの撤去、商品の配置の変更。毎日の消毒と換気、投薬カウンターへのシート装着。家具備品を次亜塩素酸ナトリウム液で拭きあげる。
- 一時間ごとの換気。定時的に椅子、ドアノブの消毒清掃。アクリル板パーテーションの設置。1日2回次亜塩素酸ナトリウムと消毒用エタノールで待合室、調剤室、ドアノブ全て消毒 。
- 投薬台のシートを設置。投薬時出来るだけ隣り合わせにならないよう一つとばしで使用。ビニールカーテン、空気清浄機設置、足拭きマットに次亜塩素酸ナトリウムを撒く 。
- 始業時のアルコール清拭(個人PC、PHS、電子カルテPC)、定期的なアルコール清拭(監査台、調剤器具、電卓など)。待合室の新聞・雑誌の撤去 待合室の血圧計の使用禁止。待合室の椅子の間隔を離す 。
- 投薬台にて患者様との間にビニールカーテンで仕切り作成で飛沫が飛ばないよう遮断しています。随時200ppmの次亜塩素酸水で手指・待合室のソファー・ドアノブなどの消毒も実施。

カン:
密を防ぐために、スペースの確保や換気が大切よ。
毎日の検温とスタッフの体調報告
- 店舗入店時検温&体調チェック、毎日検温をして記録。もし発熱があれば出勤せず電話で報告。
- 出勤前と出勤後の体温測定。体調不良や欠勤時の店舗への電話報告。
- 始…