ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査

更新日: 2020年7月27日 薬剤師コラム編集部

OTC医薬品 店舗の在庫数はどのくらい?

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調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。

勤務している店舗のOTC医薬品の取り扱い数で最も多かった回答は「20未満」(56%)でした。OTC医薬品の品揃えを充実させている薬局はまだ少ないようです。「困った・失敗したシーン、エピソードは?」との質問にも、「OTC医薬の種類・在庫が少ない」というコメントが多く寄せられていることからも「品揃えの充実」が喫緊の課題といえそうです。一方、OTC医薬品100~300種類を取り揃える店舗も全体の20%ほどあり、店舗によってOTC医薬品の取り扱い品目に大きな差がある結果となりました。

Q: 勤務している店舗のOTC医薬品数を教えてください

ゼン

ゼン:
20種類以下の店舗が半分以上を占めるとは、衝撃の結果だぜ!

Q: OTC医薬品を患者・お客に紹介する際、困った経験はありますか

ベン

ベン:
3分の1以上の薬剤師が困った経験をしているんだね。どんな内容なのか見てみよう。

Q: 「こんなシーンで困った・失敗した」というエピソードを教えてください

患者さん対応・OTC薬の説明

  • たまにしか販売することがないOTC医薬品の説明をしていたら、そのOTC医薬品の使用期限が来月だったことがあります。
  • 同効薬のOTCを聞かれたが採用がなく、すぐに準備できなかったこと。
  • お薬手帳の持参がなく、併用薬を確認できない場合が多い。
  • 明らかに医療機関にすぐに受診した方が良いと判断されるケースでありながらも、病院へ行けない又は行きたくない理由でOTCの購入を強く申し出るお客様への対応。医療機関への受診を最優先であると説得しても受け入れてもらえず、とりあえずでもよいので薬が欲しいと言われ、可能性のあるOTCを販売しました。販売時にあくまでもとりあえずの薬で、これで治るものではないと強くお伝えしました。

OTC薬の種類・在庫が少ない

  • 調剤メインで、OTC品目少なすぎてすすめられるものがない。仕方ないので近所のドラッグストアへ誘導する日々。
  • 調剤薬局なのでアイテムが少なく、たくさん置いても不良在庫になる。土日はOTCを買いに来られる方が多いですが、頭の中に浮かんだ商品がなくて商品名をお伝えしドラッグストアでの購入を進めることが多いです。

適切なOTC薬の選択に困る

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