「マイナンバーカード」患者に傷病名も公開すべき?

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
厚生労働省は2020年10月21日、マイナンバーカードを活用した医療機関への情報提供について、「患者側が提供情報を選別することはできず、見せたくないものがあれば全て見せない、オールオアナッシングの形になる」と説明。また、マイナポータル等で患者本人が確認できる保健医療情報は、傷病名や転帰などは明細書に記載されていないことから、傷病名の患者公開の是非が議論になりました。
(『マイナンバー活用の情報提供はオールオアナッシング』参照)。
m3.com薬剤師会員へ、マイナポータル等のシステム上で、患者に傷病名を公開すべきだと思いますか?と質問したところ、「特定の傷病名は公開すべきでない 」が36%と最も多く、「全て公開すべき」が30%、「全て公開すべきでない」が25%という結果に。また、医療機関への情報提供の際、その一部を公開したくない場合、提供する情報を患者が選択できる仕組みが必要だと思いますか?との質問には、「必要」49%、「不要」34%、「そもそも情報提供が不要」10%と意見が割れる結果になりました。
Q:マイナポータル等のシステム上で、患者に傷病名を公開すべきだと思いますか。


ベン:
公開については、薬剤師のなかでも意見が割れているようだね。