ママ薬剤師に聞きました！「出産はどうでしたか？」

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい！と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。

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お子様の人数をご教示ください
これまでに経験された、または将来的に希望する出産方法をお選びください。（男性の方は配偶者を想定してお答えください）【複数選択可】
これまでの出産で利用された、または将来的に希望する機関をお選びください。（男性の方は配偶者を想定してお答えください）【複数選択可】
産院を選んだ理由や、特に重視したこと（重視したいこと）をご教示ください。
「里帰り出産」のご経験はありますか？また希望しますか？（男性の方は配偶者を想定してお答えください）
「里帰り出産」をした、しなかった理由や体験談、また将来のご希望についてお聞かせください。
「立ち合い出産」のご経験はありますか？また希望しますか？
「立ち会い出産」をした、しなかった理由や体験談、また将来のご希望についてお聞かせください。
お子様のいらっしゃる方：出産に際し、配偶者にされて嬉しかったこと、もっとこうして欲しかったなどのご要望があればお聞かせください。
お子様のいらっしゃる方：これから出産を迎える医療従事者の皆さまへアドバイスをお願い致します。
まとめ

m3.com薬剤師会員へ、お子様の人数を聞いたところ「2人」が45%と最も多く、「0人」が22%、「1人」と「3人」が同率の16%でした。「4人」と回答したのはわずか1%！また、これまでに経験した、または将来的に希望する出産方法を訪ねると、「自然分娩」が70%と最も多く、「無痛分娩」が17%、「帝王切開」が15%という結果に。これから出産を迎える方々へのアドバイスもいただきましたので、是非参考にしてみてください。

Q：お子様の人数をご教示ください

ベン:
「2人」が最も多い回答だったよ。

Q：これまでに経験された、または将来的に希望する出産方法をお選びください。（男性の方は配偶者を想定してお答えください）【複数選択可】

ゼン:
自然分娩が多数派のようだぜ。

Q：これまでの出産で利用された、または将来的に希望する機関をお選びください。（男性の方は配偶者を想定してお答えください）【複数選択可】

カン:
クリニックと母子周産期医療センター認定施設が、ほぼ同率だったわ。

Q：産院を選んだ理由や、特に重視したこと（重視したいこと）をご教示ください。

環境面の充実

個室でトイレが室内に付いている等の設備重視で。
産後の食事など環境のいい所を希望。

近隣だったため

家族の生活圏の中であること。定期受診で土曜日診療の予約が取れる事。
妻の実家近くのため。
やはり産後の事も考えると、実家の近くで実母が訪ねやすい所。産まれた後のケアが良いと言われている所を重視した。

ベン:
近隣で環境の良いところが、安心できるよね。

Q：「里帰り出産」のご経験はありますか？また希望しますか？（男性の方は配偶者を想定してお答えください）

ゼン:
ちょうど半々だぜ！

Q：「里帰り出産」をした、しなかった理由や体験談、また将来のご希望についてお聞かせください。

里帰り派

一人目の初めての出産の時は不安だったので里帰りしました。
出産後、実家で育児を手伝ってもらうため里帰り出産をした。
退院後、一人で育てるのが不安だったから。

しなかった派

実家が近いためわざわざ里帰りする必要がなかった。
勤務していた病院の産科で対応可能であったため。また、近隣の医療施設では、勤務している病院が一番信頼できると判断したため。
自分の実家に世話になる事よりも、夫や上の子達など家族の生活圏である事を優先させました。産まれたばかりの子に毎日会える事、みんなで支え合って家族になっていく事を実感してほしかったからです。

カン:
家族が増える喜びは、特別よね。

Q：「立ち合い出産」のご経験はありますか？また希望しますか？

ベン:
命の生まれる瞬間に立ち合う喜び！

Q：「立ち会い出産」をした、しなかった理由や体験談、また将来のご希望についてお聞かせください。

立ち会い出産した派

妻の精神的サポートをするため。
自分の子どもが生まれる瞬間には立ち会いたい。
出産の大変さ、苦しさを分かち合うために立ち会った。無事出産した時は涙が出た。
二人目は上の子と夫二人での立ち会い出産でした。子供には自分がどうやって産まれて来たのかを見て、考える良い機会だと思ったので。
私は見られたくない思いがありましたが、主人が立ち会いたいと希望したため立ち会い出産を希望しました。
一人目と三人目で立ち会い出産をしました。三人目は、経産婦の割に時間がかかり、スタッフが席を外すことが多かったので、いてくれて心強かったです。二人目は切迫早産で、深夜に緊急でお産になったので、誰もお産が始まったことを知らない中での出産で寂しかったです。

しなかった派

帝王切開は立ち合い不可だった。
希望したが、旦那が嫌がったので、実現しなかった。
一人の方が気が楽だったから。誰も希望しなかったから。

ゼン:
出産の大変さは、どうしても男にはわからないから立ち合って支えたいぜ！

Q：お子様のいらっしゃる方：出産に際し、配偶者にされて嬉しかったこと、もっとこうして欲しかったなどのご要望があればお聞かせください。

陣痛の時

励ましの声をかけて貰ったこと。
陣痛室ではそばにはいてほしかった。
陣痛で苦しんでいるときに腰をさすってもらって助かった。
陣痛逃しは協力してもらって良かったです。出産の時はいてもいなくてもいいという感じです。旦那どころじゃないので。

助産師さんのアドバイス

いきみ逃しの際に助産師さんにツボを教えてもらって助かった。いきむ際、声かけをしてくれて頑張れた。

産後のケア

産後は必ず毎日会いに来てくれた事は嬉しいが、退院後すぐに遠い実家に連れて行かれたのは辛かった。しばらくして落ち着いてからで良いと思うので、もう少し産後の体調の事も知ってほしいと感じた。

育児に非協力

子育ては母親ではなく、夫婦の仕事という事を認識してほしかった。
親としての自覚が足りず、妊娠中、産後、育児に協力的でなかった。

家族の時間

とにかく、なるべく早く帰り、子供と一緒に居る時間を作ってくれるだけでありがたい。

家事を手伝ってくれた

産後の体調管理を考えて、慣れない家事を頑張ってくれた事。魚中心の和食を、毎日料理本を見ながら一生懸命作ってくれた事。今や完全に食事作りは母親の役目ですが、身体が思う様に動かなかった産後は本当に助かりました。

カン:
旦那さんは、こういう時こそ協力する姿勢を見せなきゃね！

Q：お子様のいらっしゃる方：これから出産を迎える医療従事者の皆さまへアドバイスをお願い致します。

仕事と育児の両立

仕事と育児と家庭のあれこれ・・・頑張れるのか不安でしたが、実際にその立場になってみて初めて知る世の中のサービスもあり、何とか回っています。ついつい医療の事ばかりに情報が偏っていた事を反省し、世の中の働く世代の一般的な感覚や視点を学ぶ大きなきっかけとなりました。子育ては、間違いなく親である自分の内面も成長させます。また、自分の親や祖父母、昔の恩師が何を思いながら自分を育ててくれたのか、追体験する事で上の世代への感謝の気持ちが大きくなり、仕事で接する患者さん達への言葉がけなどに、良い影響が出た事を感じています。
可能な範囲で休暇をとって支援したいという気持ちが一番大切だと思う。子育ては少し休暇をとったくらいでなんとかなるものではない。
今の時代、昔と違って、育休やイクメンの時代ですが、現実的には難しいと思います。職場の考え方も色々。働きながら子育てする時は、妊娠する前と同じように働きたいかもしれませんが、収入が少し減っても、まずはママの体とお子さんを優先にして欲しいです。

子育てという経験

赤ちゃんの時期はみんなが通った道です。子供は夜泣きしたり、自分で排泄できなかったり、自分で食事もとれません。いらいらしたり配偶者や家族にあたったりしてしまうこともあると思います。そのときは、自分はもっとひどかったかもしれない、もっと親に迷惑をかけたに違いないと思うようにして、寛容の心で世話をしましょう。
立ち会い出産は男性のタイプによるかもしれませんが、お勧めします。子供が産まれた時の主人の涙は忘れません。子育ては一人ではなく、周りの皆の協力を得るもの。辛い時もあると思いますが、子育てが終わった時にあの頃は大変だったけど楽しかったなと思える子育てができると良いですね。
出産は母親だけの仕事。せっかくなので素敵な産院で産んでください。子育ては夫婦の仕事、是非一人で背負わないで下さい。いろんなことを考えると妊娠、出産は…と躊躇してしまうとは思いますが、手がかかるのはほんと一時。倍大変でも倍幸せです。一歩進んでみてください。

まとめ

ベン：
たくさんのママ薬剤師から感動の出産エピソードが届いたね。

ゼン：
今回は、「婚活」「結婚」と続いたシリーズの完結編だぜ！

カン：
ステキな回答がたくさんあって心がほっこり温まったわ。