英語で服薬指導、できますか?
調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
m3.com薬剤師会員の皆さんに、「過去1年間で英語で対応したことがあるか」についてうかがったところ「数回」と回答した方が33%。英語力については「自身がない」83%という結果でした。英語で説明が必要になった場合、薬局ではどのように対応しているのかなど、服薬指導で少しでも役立つ英語の勉強方法に関してさまざまな意見が寄せられています。
Q1:過去1年間、英語で患者さんの対応をしたことはありますか?
ベン:
日常的に英語対応がある方は少なかったね
Q2:ご自身の英語力に自身はありますか?
Q3:現在、英語を勉強していますか?
ゼン:
医療英語は難しいぜ
Q4:英語での患者さん対応で困った経験や、英語力を上げる方法についてご意見をお聞かせください。
英語の勉強
- 口語ではどうにかなるが、退院時のサマリーなど、文章を書くのが難しい
- 英語がわからなすぎて、中学英語から復習
- 医療英会話レッスンなどの学習機会が少ない
- 英会話に通っているが全く日常で使う機会がないので、業務で役に立つかは分からない。英会話でストレス解消にカジュアルな会話をする程度のことは出来るので、英語力の維持にはなっていると思う
- 自ら学ぶしかない。薬剤師会などで定期的に勉強会などあれば参加したい気持ちはある
- 英語だけでなく、あらゆる言語の最低限のマニュアルカードなどもあれば良い
- リスニングあるのみ、また医療用専門用語を覚える必要がある
- 海外医療ドラマを見るといい
- ウォールストリートジャーナルのweb版を3年間購読。英字の記事を読みつつ聞くことで相手の話す英語は理解できるようになった
便利なツールや講習
- 医療用の翻訳機が欲しい
- 職能団体の講習会を定期的にしてほしい。自己学習にしても限界がある
- 医療機関はもっと、スマホやタブレット等のIT機器を積極的に使用するべき
- スマホの翻訳ソフトを使用
- やはり実践的な勉強をしたい。英会話教室に行ってもそこまでたどりつけない
- ピンポイント英会話勉強会があると嬉しい
- 医学用語、服薬指導が充実した、翻訳アプリがあれば便利
最近の薬局事情
- アジア系、東欧系等、患者が多国籍になっており、英語には限らなくなってきている
- 薬局に来られる方は、日本語ができるか、通訳がいる
- 漢方ってシステムでもmedical harbだけだったりするから説明が難しい
- 薬剤師ですが通訳がいないと、なかなか難しいと感じる
- 英語力があるに越したことはないが、生半可に覚えるならスマホの翻訳機能を使ったほうが確実である。現に外国人患者もスマホの翻訳機能を熟知しており問題なく対応できている
- 専発音の問題もあるかもしれないけど、医療英語が意外と通じないときがある。専門的な単語がすぐに出てこなかった
- 相手の英語にクセがあると聞き取りづらい。こちらが説明するばかりになってしまうのが困りどころ
- 表現の違いがあり、細かい日本語を英語で表現することが難しい
- 薬剤師会から配布された、資料に指差して対応した
ベン:
日ごろから少しずつでも勉強が必要になりそうだね
ゼン:
いざとなったら便利なツールも活用できるぜ
カン:
皆さんの薬局での対応や工夫を知ることができたね
ベンゼン三兄弟
ベン・ゼン・カンの三兄弟。調剤室で生まれ、日々がんばる薬剤師を見て育ってきた。薬剤師に元気を届けながら、自分たちもいつか薬剤師になる日を夢見ている。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘中♪
《 ベン 》
正義感の強い三兄弟のリーダー。勉強熱心でいろいろなことに興味津々。
熱中するとまわりが見えなくなりがち。
《 ゼン 》
明るくてポジティブな三兄弟のムードメーカー。
調子にのりやすく失敗もするが、立ち直りも早い。
《 カン 》
優しくて気配りのできる三兄弟の癒やし系。控えめだけど実はしっかり者。
なぜかゼンへのツッコミは厳しい。
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