1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査
  4. 解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?

ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査

更新日: 2022年5月2日 薬剤師コラム編集部

解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?

ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査 解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?のメイン画像

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。

オンライン診療についての時限的・特例的な対応は、緊急時の要請として行われているため、今後の対応についてはオンライン診療の適切な実施に向け指針の見直しが必要となっています。

規制改革推進会議では、新型コロナウイルス感染下におけるオンライン診療・服薬指導について、流行を踏まえた措置を含め更なるオンライン診療の活用が示されています。

参考)オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会(第9回資料1)

また令和4年2月の医療情報システム協議会において、新しい時代の医療ICT化を目指すことで、安全で質の高い医療を提供し、医療現場の負担を減らすことを提案しています。

そこでm3.com薬剤師会員の皆さんに、解決困難な要因以外のオンラン診療についてうかがったところ「賛同する」61%と回答。
またオンライン診療のみで診療が完結することについては「結果的にオンライン診療のみで完結することがあっても仕方ないと思う」52%と考えていることが分かりました。
その他、オンライン診療を使用する場合の範囲について、さまざまな意見が寄せられています。

Q1:「医療機関のへのアクセスが制限されている場合に、対面診療を補完するもの」という考えに賛同しますか?

解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像1
解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像2

ベン:
適切な医療が受けられるよう診療体制を整えることが重要だね

Q2:オンライン診療のみで診療が完結することについてどう考えますか。

解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像2
解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像3

ゼン:
オンライン診療のリスクも知っておきたいぜ

Q3:オンライン診療を使用する範囲についてお考えがあれば教えてください。

問題なし

  • 保険診療のため本人確認と保険情報のやり取りが整備される必要がある。またビデオ保存をして、後で確認できるようにするか、もしくは支払い請求にビデオ添付するなど実施に向け整備が必要
  • 医師の裁量に任せたらよいと思う。iPhoneにUSBでプローブを接続し、簡単にエコー検査ができるテクノロジーが出てくるなど訪問看護の際多くの検査が完結出来るようになる。内科であればオンライン診療をメインにしていくことも可能だと思う
  • オンライン投薬もしたい
  • 物理的に移動するのが困難な家庭、環境の患者は多くいる。選択肢としてオンラインがあってよい。
    オンラインでなければならない理由をレセプトに記載すべき

結果的にオンライン診療のみで完結することもあって仕方ないと思う

  • オンラインでの期限や回数に上限を設けて対面診療も併せてするべき
  • 長期にわたるオンライン診療は避けるべきと思う
  • 安定した既存患者のみにする方が良い
  • 物理的に受診困難な場合には仕方ない
  • 医療ひっ迫の機関では仕方ない
  • オンライン診療を使用する範囲の制限は全く必要ない
  • 患者と医療機関の距離、感染症の流行、医師の罹患等、患者が医療機関に赴くことが困難な場合にはオンライン診療してもよいと考える
  • 患者側の容態により変わってくると思う。初診は初診専門のところが必要ではないか?
  • これからの時代、オンライン診療で家にいながらにして医療を受けることは可能だと思う。スマートウォッチなども活用すればデータを取ることも可能(正確かどうかは別にして)
  • 慢性期の維持療法は、状態変化や検査が必要な場合のみの通院で良いのでは。定期薬の処方だけであれば十分だと思う。待合室の密も防げるし、メリットはある
  • 継続であればオンライン診療でいいと思うが、新規の症状があるときには通院が望ましいと思う

対面診療との組み合わせを原則とするべきだ

  • 患者にオンライン環境があるとは限らない
  • 離島などに限定すべき
  • 導入前にオンラインにすることのデメリットも伝えるべき
  • 身体的精神的に対面診療が困難な場合のみにするべき。オンラインのみだと患者の不正も避けられないと思う
  • 心療内科等には向いているが、触診や画像、血液検査等が必要な場合には不向き
  • 小児や認知症患者に対してはオンライン診療で診断可能な範囲は限定的
  • 医師があまり困らない程度に進めていければよいと思う
  • 私が住んでいる土地柄であるが瀬戸内海の島々に住んでいる人が多い。診療所がない島も多く、何よりも天候が悪い時はすぐに船が欠航してしまうため、島民は必要時に必要な医療が受けられないことがある
  • 医師以外のコメディカルのバイタルサインチェックと組み合わせる、と言う選択肢はないのか

まとめ
解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像4

ベン:
オンラインの環境が整っていることが条件になるね

解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像5

ゼン:
診療リスクについての対応策は必須だぜ

解決困難な要因以外のオンライン診療、アリですか?の画像6

カン:
医師や患者のなりすましを防ぐことも大切ね

ベンゼン三兄弟の画像

ベンゼン三兄弟

ベン・ゼン・カンの三兄弟。調剤室で生まれ、日々がんばる薬剤師を見て育ってきた。薬剤師に元気を届けながら、自分たちもいつか薬剤師になる日を夢見ている。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘中♪

ベン画像

《 ベン 》
正義感の強い三兄弟のリーダー。勉強熱心でいろいろなことに興味津々。
熱中するとまわりが見えなくなりがち。

ゼンの画像

《 ゼン 》
明るくてポジティブな三兄弟のムードメーカー。
調子にのりやすく失敗もするが、立ち直りも早い。

カンの画像

《 カン 》
優しくて気配りのできる三兄弟の癒やし系。控えめだけど実はしっかり者。
なぜかゼンへのツッコミは厳しい。

スタンプ購入はこちら
ベンゼン三兄弟のLINEスタンプ販売中の画像

ベンゼン三兄弟のLINEスタンプ販売中

ベンゼン三兄弟のLINEスタンプ販売中

スタンプ購入はこちら

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 疑義照会 派遣薬剤師 業界動向 医薬品不足 薬局経営 年収・待遇