電子版お薬手帳、使用実態は?
調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
厚生労働省は令和4年10月から電子版お薬手帳アプリに一般用医薬品などの情報を取り込み、利用者や薬局、医療機関などのメリットや活用方法を実証する「電子版お薬手帳のモデル事業」を開始。マイナポータルを通じてレセプト情報を確認する仕組みや令和5年1月から開始予定の電子処方箋など、医薬品に係る情報を閲覧や参照できる仕組みの構築が進められています。
そこでm3.com薬剤師会員の皆さんに、電子版と紙媒体、どちらのお薬手帳を持参する患者が多いがうかがったところ「紙媒体」91%と回答。医療従事者側として、どちらのお薬手帳が使いやすいかについては「紙媒体」78%という結果が得られました。
さらに「お薬手帳」をめぐり、困った経験があると答えた方は「電子版、紙媒体ともにある」34%となり、電子版のお薬手帳に関する使用実態に関して、リアルな現状や意見が寄せられています。
Q1:電子版と紙媒体、どちらのお薬手帳を持参する患者が多いでしょうか。
ベン:
圧倒的に紙媒体が多いね