医薬品不足、トラブルは?

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
厚生労働省が公表した、医薬品の「欠品・出荷停止」「限定出荷」の状況によると、出荷停止の割合が最も高いのは後発品で10.7%。また限定出荷の割合についても後発品が占める割合が高く30.3%となり、先発品5.3%、その他の医薬品7.2%と比較すると、医薬品の「欠品・出荷停止」「限定出荷」の影響を大きく受けていることが分かります。(2022年8月末時点)
さらに供給不安の報告件数は全体で1991品目(令和4年4月1日~令和5年1月31日)あり、内訳は内用剤76%、注射剤19%、外用剤5%で、このうち後発品が67%を占めています。
厚生労働省では供給不足が生じるおそれがある場合には、製造販売業者に対して速やかに情報提供をするよう求め、有識者の検討会において「後発品企業のビジネスモデル」「不採算品目への対応」に関する課題を明らかにしています。