栄養状態について栄養評価への理解
治療、副作用マネジメント、チーム医療での薬剤師の関わりについて、様々な疾患を検討する連載コラムです。示された患者情報から後に続くQuestionを考えてみましょう。
更新日: 2019年9月10日 近畿国立病院生涯教育センター
治療、副作用マネジメント、チーム医療での薬剤師の関わりについて、様々な疾患を検討する連載コラムです。示された患者情報から後に続くQuestionを考えてみましょう。
A.
ALB基準値:3.8~5.2(g/dL) 半減期:約15日
PALB基準値:22~40(mg/dL) 半減期:約2日
上記基準値より低下することで、浮腫、栄養状態の悪化や褥瘡の発生が推測される。
多くの施設ではALBのみで栄養状態を判断することが多い。しかし、ALBは半減期が長いために直近の栄養状態を表しているとは言い難い一面もある。
施設において測定が可能であれば、PALBも測定し直近の栄養状態を把握することが栄養改善に繋がると考える。