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薬剤師が知っておきたい!内科疾患の事例検討

更新日: 2019年10月8日 近畿国立病院生涯教育センター

シリーズ12

栄養状態について褥瘡の理解

治療、副作用マネジメント、チーム医療での薬剤師の関わりについて、様々な疾患を検討する連載コラムです。示された患者情報から後に続くQuestionを考えてみましょう。

患者の褥瘡の危険因子は何か?

A.栄養状態の低下、抗がん剤投与による易感染性、糖尿病など

栄養状態の低下、特にALB 3.5g/dL以下では褥瘡が高リスクに出現すると言われており、治癒にも時間がかかるため十分な栄養補給、高エネルギー、高タンパク質の栄養を摂取することが大切である。
抗がん剤投与による免疫低下により易感染性となることが考えられる。
高血糖では皮膚代謝が悪く、末梢の循環血流量が減少しているため創傷の治癒に時間を要する可能性がある。

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近畿国立病院生涯教育センター
きんきこくりつびょういんしょうがいきょういくせんたー

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近畿国立病院生涯教育センター(KLEC:Kinki National Hospital Lifelong Education Center)とは、近畿国立病院薬剤師会を母体とし、薬剤師認定制度認証機構(CPC)のプロバイダー(G22)として薬剤師の認定薬剤師研修制度を実施する機関です。
外来がん治療認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、日本糖尿病療養指導士、その他団体での認定・専門薬剤師資格取得に繋がります。また、保険薬局の薬剤師であれば、かかりつけ薬剤師の取得条件になります。

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