更新日: 2022年1月29日
学校法人医学アカデミー 薬学ゼミナール事業部
第106回薬剤師国試問題
< 問19 >
新生児マススクリーニング対象疾患のうち、年間の発見数が最も多いのは?
新生児マススクリーニング対象疾患のうち、年間の発見数が最も多いのはどれか。1つ選べ。
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ホモシスチン尿症
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フェニルケトン尿症
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メープルシロップ尿症
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クレチン症
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ガラクトース血症
回答・解説
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我が国の新生児マススクリーニングは1977年(昭和52年)に始まり、現在はタンデムマス法などを用いて20疾患以上の検査が可能である。2018年度(平成30年度)における新生児マススクリーニングの実施率は、ほぼ100%である。
1 誤。ホモシスチン尿症の発見者数は0人(平成30年度)、発見率は1/235,600(昭和52年度~平成30年度)である。
2 誤。フェニルケトン尿症の発見者数は15人(平成30年度)、発見率は1/69,500(昭和52年度~平成30年度)である。
3 誤。メープルシロップ尿症の発見者数は0人(平成30年度)、発見率は1/522,700(昭和52年度~平成30年度)である。
4 正。クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)の発見者数は612人(平成30年度)、発見率は1/2,700(昭和54年度~平成30年度)である。
5 誤。ガラクトース血症の発見者数は27人(平成30年度)、発見率は1/37,900(昭和52年度~平成30年度)である。
※問題・解答・解説は、薬剤師国家試験対策予備校の薬学ゼミナールより提供しています。
本クイズの内容は2021年10月作成時点のものであり,ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。
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