【2024年診療報酬改定】在宅医療に関する個別項目の変更点
2024年度報酬改定の個別改定項目について答申内容が公開されました。今回は、これまでの報酬改定から変更になった内容を中心に解説します。1回目では全体の概要、2回目ではその中でも特に注目する箇所の詳細、3回目の本記事は在宅関連の変更点を解説します。忙しくて改定を読み込む時間がないという方は、まずは本記事を読んで、ざっくりと全体を把握してみてください。
(2月24日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は厚生労働省ホームページなどから確認ください)
既存の訪問管理指導料の見直し
“在宅患者訪問薬剤管理指導料”について、末期の悪性腫瘍及び中心静脈栄養法の患者さんだけではなく、注射による麻薬の投与が必要な患者さんに対する定期訪問の上限回数も週2回かつ月8回までに見直されました。”在宅患者オンライン薬剤管理指導料”についても同様の変更が行なわれます。
“在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料”の緊急訪問の上限回数についても、末期の悪性腫瘍や注射による麻薬の投与が必要な患者さんの場合は、