【1分で読める】自家製剤加算とは・わかりやすい調剤報酬辞典
自家製剤加算は数ある点数の中でも、算定出来るかどうか悩むことが多い点数ではないでしょうか。
これまで多くのQ&A(疑義解釈)が出されておりますが、それでも悩ましいケースは尽きない点数といえます。今回の辞典で、自家製剤加算のイメージとポイント、算定フローをしっかりと押さえて頂ければと思います。
自家製剤加算のポイント5つ
①医師の指示に基づき、調剤上の特殊な技術工夫を行った次のような場合に算定
(イ) 錠剤を粉砕して散剤とすること。
(ロ) 主薬を溶解して点眼剤を無菌に製すること。
(ハ) 主薬に基剤を加えて坐剤とすること。
②調剤した医薬品と同一剤形及び同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合は算定不可。(供給問題で入手困難時は算定可)
③計量混合調剤加算は併算定不可
④錠剤を分割して予製剤とする場合においては20/100を算定
⑤製剤工程を調剤録等に記載する
【図解で押さえよう・自家製剤加算】
自家製剤加算の概要
(筆者作成)
自家製剤加算の算定フロー
自家製剤加算について、以下のフローで簡単に算定可否が判断できます。
(筆者作成)
調剤報酬点数クイズ
自家製剤加算の算定要件について、以下の空欄を埋めてみよう!
- 調剤した医薬品と同一剤形及び同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合は算定不可。ただし、供給問題で( )時は算定可
- 錠剤を分割して予製剤とする場合においては( )を算定
- 製剤工程を( )等に記載する