「終末期がん患者さんへ血液培養はどこまで行うべき?」について医師が回答

処方せんや投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q.終末期がん患者さんへ血液培養はどこまで行うべき?
30代/病院・診療所勤務
終末期がん患者さんの約8~9割が抗菌薬による治療を受けている現状があります。薬剤耐性菌(AMR)対策として抗菌薬投与前の血液培養は重要ですが、採血による侵襲や偽陽性の可能性が患者さんへの悪影響として報告されています。終末期がん患者さんのQOLを考慮した場合、どのような全身状態であれば血液培養を実施すべきでしょうか。それとも、やはり全例に実施する必要があるのでしょうか。ご教示いただけますと幸いです。
4名の「腫瘍内科」「内科」の医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
終末期がん患者さんへの医療では、患者さんの尊厳とQOLを最優先し、苦痛緩和を主軸に据えながら、個々の状況に応じた慎重な判断と、多職種および患者・家族間の密なコミュニケーションが不可欠というのが共通した見解です。