「認知症治療薬の中止時期」について脳神経科医と精神科医が回答
処方せんや投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q.認知症治療薬は療養病棟や施設への移行時に中止を検討できる?
30代/病院・診療所勤務
認知症治療薬(ドネペジル、メマンチン等)を服用中の患者さんが、入院後に療養病棟や施設へ移行されることがあります。このような場合、薬剤費や管理の観点から中止を検討することは可能でしょうか。寝たきりや全介助が必要な状態でも継続すべきか、中止判断の目安や参考指針があればご教示いただけますと幸いです。
10名の「脳・神経外科」「精神科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
認知症治療薬の中止を検討することは可能です。ただしADL(日常生活動作)低下や副作用、嚥下困難、多剤服用などをふまえた総合的な判断が必要です。ご家族への説明と同意を得たうえで、慎重に決定します。