「ホスピス患者のせん妄に対する薬物選択」について精神科医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q. ホスピス患者のせん妄に対する薬物選択の基準は?
ホスピスの患者さんでは麻薬性鎮痛薬使用によるせん妄が問題となることがあります。対応としてリスペリドンやクエチアピンを使用し、内服困難な場合はロナセンテープやセレネース注を使用しています。効果が不十分な場合はヒルナミン錠を用いることもありますが、十分な効果を得ようとすると過鎮静になりやすく、用量調整に悩みます。 このような場面での適切な薬剤選択について、ご経験を踏まえてご教示いただけますと幸いです。
8名の「精神科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
まず原因評価やオピオイド調整を行い、そのうえで内服の可否などを考慮しながら抗精神病薬を使用します。過鎮静を避けるため少量から開始し、患者の状態に応じて用量を調整します。また、睡眠覚醒リズムの調整を意識した薬剤選択も重要です。
精神科先生の回答
基本的には挙げていただいている内容ですが、ヒドロキシジン塩酸塩の内服やセレネースとの混注を選択肢に入れることがあります。
30代/特定機能病院/精神科
精神科先生の回答
提示されているようにせん妄への対応を前提として、レボメプロマジンでの過鎮静を危惧する場合、自験例としてはクロルプロマジンを使用することが多いです。
40代/地域医療支援病院/精神科