「不安時の頓服薬が処方される具体的な症状」について精神科医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q. 「不安時」の頓服薬はどのような症状があるときに処方される?
デパスなどを「不安時」の頓服として処方されることがありますが、診察時には患者さんからどのような症状を聞き取ったうえで処方されているのでしょうか。
薬剤師としては服薬指導の際に具体的な説明に迷うことがあるため、先生方が想定している「不安時」の具体的な症状についてお聞かせください。
12名の「精神科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
「不安時」の頓服は、急な不安や恐怖、焦燥・緊張、動悸や息苦しさなどを伴う不安の増悪時に使用されます。定時薬だけではコントロールが難しい、一時的にいつもより強い不安が生じた場合が想定されています。
精神科先生の回答
基本的には挙げていただいている内容ですが、ヒドロキシジン塩酸塩の内服やセレネースとの混注を選択肢に入れることがあります。
30代/特定機能病院/精神科
精神科先生の回答
あまり使わないようにしているのですが、既にデパスが処方されており、どうしても継続希望が強い場合に継続しています。力が入ってしまう緊張を伴う不安で、脱抑制や転倒などのリスクの低い方に処方することが多いです。
30代/特定機能病院/精神科
精神科先生の回答
デパスは作用時間の短さや中止のしづらさから、個人的には頓用を含めて使うことはありません。
「不安時」頓服は、定時処方のみで状態の安定が確保されないような突出した症状の際に使用して、必ず休憩するようにお伝えしております。また、その使用理由や時間などを次回外来で聴取して、定時処方の調整に用いております。
40代/一般病院/精神科
精神科先生の回答
患者本人に、直接尋ねるのが良いと思います。というより、薬剤師さんには「どのようなときに服用するか」という患者指導よりも、例えばベンゾジアゼピン(BZP)系薬剤であれば頓用として使用した後に眠気や筋弛緩が生じる可能性があること(生じる可能性が高い副作用等)について指導していただきたいですね。滅多に生じない副作用の話までされてしまうと、それはそれで困りますが。
40代/一般病院/精神科
精神科先生の回答
そこはあまり掘り下げなくても患者さんに通じていると思っていました。「落ち着かない」「心配」と言い換えはします。
40代/無床診療所/精神科
精神科先生の回答
パニック発作時や予期不安が強い時、定期薬で不安が収まらない時。。
40代/無床診療所/精神科