「術前にSGLT2阻害薬を休薬する場合の血糖コントロール」について専門医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q. 術前にSGLT2阻害薬を休薬する場合の血糖コントロールについて
SGLT2阻害薬を術前に休薬した場合、休薬期間中の血糖コントロールはどのように考えるべきでしょうか。 外来通院中の患者さんを想定した場合、特に介入せず経過観察でよいのか、一時的にインスリン導入などを検討すべきなのか、判断に迷うことがあります。 実臨床で先生方がどのように対応されているか、ご教示いただけないでしょうか。
7名の「内科」「糖尿病科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
SGLT2阻害薬単剤の休薬や、短期間の休薬であれば、経過観察のみで対応することが多いです。ただし、血糖コントロール不良例や大規模手術例では、周術期にインスリンを用いた管理を検討することもあります。
内科・一般内科先生の回答
2型糖尿病(フォシーガの場合は1型糖尿病を含む)におけるSGLT2阻害薬自体の低血糖リスク(更にいうと血糖値を強く押し下げる効果)は、実臨床上の経験でほとんど問題になったことはありません。SGLT2阻害薬のみで血糖管理を行っていたとすれば、休薬期間中の血糖管理については経過観察だけでも十分かと思います。血糖値が高めで推移していたのであればスライディングスケールによるインスリン管理も必要でしょうが、そのような患者はSGLT2阻害薬単剤で治療を行うことはまずないでしょう。
一方、CKDや心不全に対してSGLT2阻害薬を使用している患者の場合は、血糖管理については経過観察のみでよいでしょう。
60代/一般病院/内科・一般内科
内科先生の回答
事前のHbA1cのレベル、休薬期間などによって、変わってくると思います。
70代/無床診療所/内科