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医師が回答!薬剤師のための「臨床お悩み相談」

更新日: 2026年8月31日 薬剤師コラム編集部

「コリンエステラーゼ阻害薬と抗コリン薬の併用」について泌尿器科医が回答

「コリンエステラーゼ阻害薬と抗コリン薬の併用」について泌尿器科医が回答のメイン画像

処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。

Q. コリンエステラーゼ阻害薬と抗コリン薬の併用について

コリンエステラーゼ阻害薬を認知症に対して服用されている患者さんが、頻尿に対して抗コリン薬を併用されているケースがあります。 このような場合、薬理作用が相反する組み合わせとなりますが、実臨床ではどのように併用の意義や優先順位を判断されているのでしょうか。 30代/病院・診療所勤務

5名の「泌尿器科」医師の回答を紹介します。

医師回答のまとめ

コリンエステラーゼ阻害薬を使用中の認知症患者では、抗コリン薬の併用は基本的に避けます。頻尿に対してはβ3作動薬を優先し、効果不十分で抗コリン薬が必要な場合は、コリンエステラーゼ阻害薬の休薬可否を主治医に確認したうえで慎重に判断します。


泌尿器科先生の回答

基本的にはβ3作動薬のベオーバ・ベタニスがあるため以前よりも抗コリンの必要性は低下しております。まずはβ3作動薬を用いて、それでも抗コリン薬をアドオンする必要性が高い場合は、コリンエステラーゼ阻害薬を処方している主治医に相談のうえで、休薬が可能であれば抗コリン薬を併用します。ただし、それほど効果は期待できない可能性が高いです。
そのようなケースでは、膀胱内にボツリヌス毒素を打つなどができるクリニックへ紹介などしておりますが、数は少なく、患者さんもそこまでは希望しないことが多いです。実際は患者さんの困窮度によることが多いです。

40代/臨床研究中核病院/泌尿器科


泌尿器科先生の回答

ベシケア、ウリトス以降の抗コリン薬は膀胱への選択性が高いので、あまり気にしていません。また、過活動膀胱治療薬としては近年β3作動薬が中心で、抗コリン薬は認知症リスクが高いと考えられているのであまり使用しないのが現状です。

50代/一般病院/泌尿器科

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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