「機械に指示を与えるのは人間」「良い服薬指導は人でなければ無理」
薬剤師で弁護士としても活躍する赤羽根秀宜先生が、導入が進んできた調剤業務の機械化について法的視点から検証した、<解決!薬剤師の仕事と法律> vol.6「調剤業務は、機械(ロボット)にすべて任せられるのか?」に寄せられた、薬剤師会員の皆様のコメントをまとめてご紹介します!
<解決!薬剤師の仕事と法律> vol.6
調剤業務は、機械(ロボット)にすべて任せられるのか?
- 機械にまかせられる薬剤師の業務は!?
- 規定に例外はあるものの、調剤は薬剤師の独占業務
- 機械で行ったとしても薬剤師の調剤と同等の安全性がなければいけない
機械に指示を与えるのは人間。かえって手間がかかる
ロボットへの薬の補充も人、その確認も人。かえって手間がかかります。充填間違いで死亡事故も起こっています。錠剤監査システムはミスがほぼゼロになります。1人薬剤師の場合は監査システムを義務づけて欲しいです。1人薬剤師の場合は事務員に再確認してもらう事が多いですが、彼らは基本的に無責任な立場ですから、薬剤師はいつも危険と隣合わせです。監査システムの方が99%ミスを防げます。ぜひ推進おねがいします。1人薬剤師でなくとも、有用でミスは激減します。
(兵庫県・A先生)
機械や人工知能に指示を与えるのは人間です。そのプログラミング・指示が適切かどうか判断するために、薬剤師は必要です。部分的に機械の方が正確な仕事はあるので、どんどん任せていけるとは思いますが、それを適切かどうか判断できる人、その患者に合ったものであるか、この状況で適切か、適切でない場合、どこから人の手やいつもと違う手順で介入するか?それまで判断できる人工知能ができたら、いらなくなるかもです。
(愛知県・T先生)
ロボットは教えたことはできるが、それ以外は何もできない(しない)ということが分かり、最終的には人に責任がかかってくるんだな…ということが分かり参考になりました。
(京都府・K先生)
機械が動かなくなった時のことも考える必要があると思います。また、機械だって間違えることはあります。
(神奈川県・S先生)
無理。紙つまりや落下エラー、バイアルのつかみ取りエラーなど、各種のトラブルが発生しており、現状ではまだ人によるエラー監視・トラブル対応や最終チェックが必要なこの頃。
(愛知県・M先生)