仕事に誇りを持つことが、良いコミュニケーションに繋がる

せっかく豊富な知識や経験があるのに「コミュニケーション」が苦手で、なかなかうまく患者さんに接することができない、地域医療に貢献することができない…そんな悩みを抱えている薬剤師は多いと思います。話し方や接し方が上手で、多くの患者さんの心を掴む薬剤師、医師や看護師からも頼られる薬剤師、地域イベントで人気の薬剤師と、いったい何が違うのでしょうか。
そこには、”埋めることができないほどの大きな溝”はありません。実は、ほんのちょっとの心がけ、ほんのちょっとの工夫で、相手に与える印象は大きく変えることができるのです。
そこで本連載では、様々な職種の「接客の達人」に、薬剤師にこそ取り組んでほしい接客のコツを色々と語っていただきます。コミュニケーションに苦手意識を抱いている人は、ぜひ真似できるところから業務に取り入れていただければと思います。
寿司職人の荒木さんに聞く、プロフェッショナルとして誇りを持つこと
第10回目も、元プロボクサーの肩書きを持ちながら、現在は寿司職人として「すしさとる」というご自身のお店で活躍する荒木悟さんにインタビューをさせていただきました。
「これまで色々な人が自分を助けてきてくれたので、次の世代や周りの人たちに恩返ししていきたいという強い思いがある」と話す荒木さんから、コミュニケーションのコツだけではなく、プロフェッショナルとして大切な”誇りを持つこと”についてもおうかがいすることができました。