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糖尿病の豆知識

更新日: 2019年12月20日

【第7回】薬剤師のための糖尿病治療の豆知識
~患者さんの変化に気づき、正しく指導できるようになろう~

連載第7回では、低血糖の症状とその対策について考えてみます。低血糖の症状にはブドウ糖の投与が一番ですが、そのやり方、それ以外の対策についても解説します。

低血糖のときの症状と対策方法〜ブドウ糖の投与を指導するには

重症低血糖も患者さんの予後を悪くします

今回は、急性期副作用として最も大切な低血糖についてまとめて行きたいと思います。高血糖が血管を痛め、さまざまな予後を悪くすることは有名ですが、重症低血糖も予後を悪くしていることは知っておられるでしょうか?

日本でも2012年の熊本宣言で行われたようにHbA1c7%未満を目指しましょうと示されました。しかし、同時に「低血糖が起こるくらいなら、目標とするHbA1cを少し緩めた方がいいですよ」となっており、低血糖の影響がいかに大きいかを表しています。そこで、低血糖の症状、対応策について整理していきたいと思います。

低血糖の症状は教科書通りではありません

低血糖の症状は、軽度な空腹感やイライラ感などからはじまります。また、多くの患者さんが訴えるのは、中等度の交感神経反射(暑いと感じるかどうかは関係のない異常発汗や手などの震えなど)です。重度になると低血糖昏睡を起こし意識を失ってしまうこともあります。

教科書では上記のような記載がされていると思いますが、現場で見ていると、想定を超える症状を訴える患者さんもおられます。例えば、私の患者さんでは、低血糖になると、風景が黄色がかったように見えると訴える人がいました。最初は、「そんな症状あるかな?」と疑っていましたが、患者さんの血糖値を測ると、低血糖症だとわかったこともあります。

ブドウ糖を食べたことがありますか?低血糖時の対応

低血糖が起こった場合、できるだけ素早く低血糖の状態を改善することが最優先となります。そのために、基本的にはブドウ糖を摂取するのが対応策となっていますが、実際はどうなんでしょうか?統計をとったわけではありませんが、いろいろな対処法を独自で行っている患者さんも少なくはありません。特に、近畿圏の女性は「飴ちゃん」保有率が高く「飴ちゃんがあれば大丈夫!」と伝家の宝刀となっていることもしばしばです。でも、やっぱり正しい対処はブドウ糖です!「α−GIを飲んでいる場合には…」などと例外を考えなくてもブドウ糖なら対応可能です。

ところで、薬剤師のみなさんは製薬メーカーさんが提供してくれているブドウ糖10gを食べたことがあるでしょうか?食べたことのない方は、一度食べてみてください。あまり美味しくない?それもありますが、10gという量がいかに食べにくいかを感じていただければと思います。私は低血糖対策として、できれば数包のブドウ糖と水分を用意するように指導しています。水分なしでは、低血糖が起こっているときには飲みにくいことと、水分があれば吸収が早くなるというのが理由です。

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