【薬局のアンテナ版】算定要件を満たそう!事例でポイント解説

更新日: 2025年1月27日 薬局のアンテナのてっちゃん

外来服薬支援料1は2パターン算定が可能、おさえるべき算定ポイントを解説

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「薬局のアンテナ」のてっちゃんです!今回は、外来服薬支援料1を取り上げます。
外来服薬支援料1は、地域支援体制加算の実績要件にも含まれており、算定を意識されている薬局も多いかと思われます。

外来服薬支援料1は、一言で表現すると「患者の持参薬について、患者または医療機関の求めに基づいて一包化する」ことで算定する点数です。
一方で、外来服薬支援料2(旧:一包化加算)との違いが分かりにくく、患者の持参薬を整理すると言っても様々なケースが考えられるため、非常に悩ましい点数でもあります。

そこで今回は、外来服薬支援料1について、算定要件を丁寧に紐解きながら、どのようなケースにどのようなことを行うと算定出来るのかを考えていきます。

外来服薬支援料1の算定要件をざっくり押さえよう

外来服薬支援料1の細かな算定要件は色々とありますが、まずは大まかな算定要件を押さえておきましょう。算定要件を以下の図にまとめました。

外来服薬支援料1の算定要件をざっくり押さえよう/薬局のアンテナ

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また、外来服薬支援料2との大まかな違いは、以下の通りです。

外来服薬支援料1 外来服薬支援料2
目的 服薬管理の支援 服薬管理の支援
対象 患者がすでにお持ちの薬 患者にこれからお渡しする薬
(受け付けた処方箋)
行為 一包化 一包化

上記のリストを見比べると分かりますが、「目的」「対象」「行為」のうち、「対象」のみが異なることが分かります。
外来服薬支援料1と外来服薬支援料2は、「目的」「行為」は同じなので混同しがちですが、「対象」が異なるということを押さえておきましょう。

なお、外来服薬支援料1は処方箋に基づかない点数となりますので、レセプト請求においては、処方箋に基づく調剤分とは別として、外来服薬支援料1単独のレセプトとする必要があります。

患者が持参する薬には2パターンある

外来服薬支援料1では、患者が持参する薬を整理するわけですが、患者が持参する薬には2パターンあります。

パターン①:持参した薬を処方した保険医が分かるケース
パターン②:持参した薬を処方した保険医が分からないケース

この点が非常に混同しがちで、それぞれで要件も微妙に異なります。
その違いをしっかりと押さえましょう。

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薬局のアンテナのてっちゃん
やっきょくのあんてなてっちゃん

4年生大学を卒業後、薬局・ドラッグストア・企業での勤務を経験。当初より人前に立って話すことに苦手意識があったため、それを克服するために研修担当を志願し、経験を積む。その中で「人に伝える・教える」ことにやりがいを感じるようになる。 現在はフリーランスとして、薬局向けに各種研修や経営アドバイス、資料提供などを行っている。 「薬局のアンテナ」の名称でYouTubeチャンネルとLINE公式アカウントを運営中。薬局に関わる全ての方に役立つ情報発信を行っている。

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