連携強化加算等で対応必須!サイバーセキュリティ対策の変更点を押さえよう
「薬局のアンテナ」のてっちゃんです。
令和8年6月に「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が見直され、ver.6.0からver.7.0へとアップデートされています。
連携強化加算と電子的調剤情報連携体制整備加算を算定するには、本ガイドラインを基にしたサイバーセキュリティ対応が求められているため、これらの点数を算定している薬局では改めて対応が必須です。
連携体制整備加算・電子的調剤情報連携体制整備加算の要件抜粋(一部要約)
最新の厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を参照し、また、「薬局におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」及び「薬局におけるサイバーセキュリティ対策チェックリストマニュアル~薬局・事業者向け~」(一部略)を活用するなどして、サイバー攻撃に対する対策を含めセキュリティ全般について適切な対応を行う体制を有していること。
加えて、薬機法施行規則第十一条の2においても、サイバーセキュリティの確保のための必要な措置が求められています。
つまり、行政による薬局への立入調査時には、これらの対応がしっかり行われているかチェックされます。
これまでもサイバーセキュリティ対応が求められてきたところですが、ガイドラインの見直しにより一部で追加対応が必要な状況です。
そこで今回は、サイバーセキュリティ対応として、薬局ではどのような対応が新たに必要なのかという点に絞って解説します。
連携強化加算および電子的調剤情報連携体制整備加算の要件より/筆者作成
ガイドライン見直しの背景
昨今は医療機関等を対象としたサイバー攻撃事案の発生が継続しているほか、サイバーセキュリティに対する社会的関心及び重要性が一層高まっています。
今回の新しいガイドライン(ver7.0)では、クラウド対応やパスワード厳格化、二要素認証の強化が主な改定ポイントとなっています。
出典:第32回 健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループ/厚生労働省
チェックリストの変更部分と具体的な対応
本来はガイドラインを基にした対応が求められているところですが、まず優先的に取り組むべき事項としてチェックリストが示されています。
そのため、薬局では本チェックリストに基づいて、自薬局の状況を確認し、必要に応じて改善を行うことが必要です。
以下の図では、前回のチェックリスト(令和7年度版)からの変更点が赤字で示されています。変更点の確認にお役立てください。
出典:第32回 健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループ /厚生労働省
なお、令和7年度版までは、「医療機関用」と「薬局用」にチェックリストのフォームが分かれていましたが、チェック項目は医療機関および薬局で同一であることから、令和8年度版から「医療機関・薬局におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」として統合されています。
主な変更点①:パスワードの厳格化
令和8年度のチェックリストでは、パスワードに関する対応が見直されています。