薬剤師力を上げる!DI業務のシン常識

更新日: 2023年9月28日 病院薬剤師だまさん -病院薬剤師ブロガー-

薬剤師は医薬品情報の「補完」役である

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添付文書に「答え」が載っていない理由

突然ですが質問です。添付文書さえあれば、薬物療法に関する疑問は全て解決できますか?当然ながら、答えは「No」です。

では、添付文書だけで解決できない疑問は、どのように解消すべきでしょうか。今回はそんなお話となります。さっそく三つ目のシン常識を提示しておきます。

シン常識❸:「薬剤師は医薬品情報の「補完」役である」

「補完」とは、あまり馴染みのない言い回しかもしれませんが、薬剤師ならば常日頃から当たり前のように行っている行為です。それを顕著に感じるのは、薬物相互作用を確認する時でしょう。

先日、こんな事例に遭遇しました。バルネチールとネキシウムの組み合わせが、電子カルテの相互作用チェックに引っ掛かったのですが、どうしたことか、バルネチールの添付文書にはネキシウム(エソメプラゾール)の記載が見当たりません。

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バルネチールの添付文書より

結局ネキシウムは、「QT延長を起こすことが知られている薬剤」のその他大勢。つまり「等」の一つとしてカウントされていたことがわかりました

今回は運良くチェックシステムが見つけてくれましたが、もし添付文書だけで判断していたらどうなっていたことやら…。これは何も添付文書だけの話ではありません。

「医薬品インタビューフォーム記載要領2018」には以下の記載があります。

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びょういんやくざいしだまさん

病院薬剤師を34年、DI担当として通算15年のキャリアがあります。その知識と経験をもとに、2005年に開設したブログ「病院薬剤師って素晴らしい!」をはじめ、YouTube・Twitterを通じて情報発信をしています。 現在は高知市にある長期療養型施設でパート薬剤師として勤務しつつ、医薬品集制作代行業「医薬品集制作の大学堂」の開業に向け準備中です。 著書:「もうひとつのフォーミュラリー第1巻 ~薬剤師向けの医薬品集は存在しない」(Kindle出版)
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