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ドラッグストア薬剤師の転職・年収コラム

更新日: 2025年4月2日 薬剤師コラム編集部

ドラッグストアの薬剤師は土日や夜間だけ働ける?副業のポイントも解説

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全国各地に多数の店舗が展開され、薬だけでなく日用品の購入もできるドラッグストア。ドラッグストアは年中無休で、営業時間も長い店舗が多いです。

そんなドラッグストアで、薬剤師は土日や夜間の勤務も行っているのでしょうか?

本記事では、ドラッグストアで夜間や土日に働きたい薬剤師の方に、業務の特徴や時給について解説します。あわせて、勤務するうえでの注意点も確認しておきましょう。

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ドラッグストアの営業時間の特徴

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ドラッグストアの営業時間は9:00ごろから21:00ごろで、年中無休が一般的です。中には24時間営業しているドラッグストアもあります。

しかしながら、調剤併設の店舗の場合、調剤室は平日は夕方まで、土曜日は半日、日祝は休みという、病院の開院時間に併せた営業となっていることが多くなっています。

このように、営業時間の長いドラッグストアで働くスタッフは、シフト制で働くことが一般的です。
OTC医薬品についても、要指導医薬品と第一類医薬品の販売には薬剤師が必要なので、夜間も営業しているドラッグストアでは薬剤師もシフトが組まれています。

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薬剤師が夜間や土日のみ働きたい理由

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土日は休みたいと考える方が多い一方で、夜間や土日のみ働きたいと考える方もいます。土日勤務にはどういうメリットがあるのか、確認してみましょう。

ダブルワークまたは副業がしたい

現在薬剤師として働いているけれども、もっと収入を増やしたい。けれど、今の職場では、これ以上残業などをすることができない。あるいは、現在の基本給与が低いので、ダブルワークでもっと時給のいいところで働きたい。

そう考える方にとっては、本業と重ならない夜間や土日に、ダブルワークや副業で働くことが選択肢となります。

昨今は、副業を認める企業も多くなったため、副業を始める人が増えてきました。
副業の可否は企業によって異なるため、実際に副業を始める時には、ご自身の勤め先の就業規則をきちんと確認しておきましょう。

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家族が家にいる時間に働きたい

家族が家にいる時間に働きたい、という理由で、夜間や土日の勤務を選択する人もいます。

乳児や未就学児など、小さいお子さんがいるご家庭で、平日の昼間はママが家にいなくてはいけないご家庭の場合、パパが家にいる夜間や土日であれば、子どもをパパに任せてママが働きに出ることができます。

薬剤師は時給が高いので、たとえ短時間であっても働きに出れば、まとまった収入を得ることができます。
また、特にママの場合は、仕事から完全に離れてしまうと、再就職について不安がありますが、少しでも薬剤師の仕事を継続していれば、スキルや現場感覚をキープすることが可能です。

家族と交代で働くというワークスタイルは、子育て中のご家庭にとって、合理的な選択と言えます。

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夜間や土日のみ働くのに適した働き方

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ドラッグストアの薬剤師として、夜間や土日のみ働く場合は、パートやアルバイトか、派遣薬剤師として働くのがほとんどです。
ここでは、パートやアルバイトと派遣薬剤師の違いや、そのメリット・デメリットについて解説します。

パート・アルバイト

ドラッグストアでは、一般販売員でも薬剤師でも、パートやアルバイトという雇用形態で働いているスタッフは多く、パートやアルバイトが重要な戦力です。

正社員ではなく、パートやアルバイトとして働いているのは、働ける時間に限りがあるから、という時間の制約がある方が多いでしょう。また、土日は休みたいということから、パート勤務を選んでいる方も多いと思います。

そのようななか、夜間や土日のみの勤務したい薬剤師の方は有利だと言えるでしょう。「土日働ける方歓迎」といった求人は、よく見かけるのではないでしょうか。

このような求人を出しているドラッグストアは、土日の人手が足りないため薬剤師を募集しているので、応募すれば採用される可能性が高いです。

正社員や、常勤のパート・アルバイトのなかでも、夜や土日のシフトに入れないスタッフは多いため、率先して夜や土日に勤務してもらえる方は、店舗側にとってもありがたい人材です。

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派遣薬剤師

ドラッグストアで夜や土日のみ働くには、 パート・アルバイト以外にも、派遣薬剤師という選択肢があります。

派遣薬剤師とパート・アルバイト薬剤師の大きな違いは、パート・アルバイトが勤務先に直接雇用されるのに対して、派遣は派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から勤務先に派遣される、という働き方の違いです。

派遣会社に登録して、自分の働きたい時間を伝えておけば、派遣会社がその条件に合ったドラッグストアを探して紹介してくれます。派遣会社が提示した条件に合意し、契約成立で仕事に就きます。
ドラッグストアでは、夜間や土日はどうしても人手が足りない傾向にあるので、夜間や土日のみという派遣薬剤師の求人は安定してあります。

派遣薬剤師のメリットは、パート・アルバイトよりも時給が高いことです。パート・アルバイトの平均時給が約2000円であるのに対して、派遣薬剤師は約3000円です。短時間でサクッと稼ぎたい人にはおすすめの働き方です。

派遣薬剤師のデメリットは、契約期間は数か月単位のため、契約が更新されない場合、数か月後には職を失う、ということもあり得ます。派遣薬剤師の場合、同じ職場で長く働くことはできません。最長で3年とされていますが、実際はもっと短い期間で契約終了となります。

派遣は人手が足りない職場の即戦力として採用されるため、一定のスキルが必要となります。また、雇用が不安定という面もあるので、自分にはどの働き方がいいかをきちんと考えて選択してください。

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ドラッグストアの夜間や土日勤務の時給

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薬キャリエージェント調べによると、パート薬剤師の平均時給は2079円派遣薬剤師の平均時給は3341円です。あくまで平均で、地方や店舗によって実際の時給は異なります。

パート勤務の場合、夜間や土日勤務には、割増賃金が上乗せされることが一般的です。たとえば、ある大手のドラッグストアでは、18時以降や土日は時給が400円アップします。また、人手不足が深刻な地方では、パート勤務でも時給3000円という求人も見られます。
派遣薬剤師は一般的に高時給ですが、こちらも地方のほうが時給は高い傾向があります。

シフト制の勤務の場合、シフトに入る日数や時間が少なければ当然その分給与は減り、急遽シフトを増やしたいと考えても対応できないことがあります。どの程度の収入を目指すのか、週に何時間勤務したいのかなど、目安をある程度決めておきましょう。

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ダブルワークにドラッグストアがおすすめの理由

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薬剤師が収入を増やすためにダブルワークをしたいと考えた場合、おすすめの職場はドラッグストアです。
なぜドラッグストアがおすすめなのかについて解説します。

勤務時間がシフト制で柔軟性が高い

ドラッグストアの場合、営業時間が長いため勤務はシフト制となります。そのため、休みや勤務時間の柔軟性が高く、夕方以降や土日祝だけ働くといった働き方もしやすいです。

病院や調剤薬局は、夜間や日祝は休みのところがほとんどです。ダブルワークの選択肢としては、実質的にドラッグストアとなることがほとんどでしょう。

応募の時には、自分の希望する勤務時間帯を伝え、可能かどうかをきちんと確認するようにしましょう。

店舗数が多い

ドラッグストアの場合、大手チェーンだけでも、全国に多くの店舗が展開されています。大手ドラッグストアチェーンのなかには、24時間営業している店舗もあります。

店舗が多ければ、通いやすい場所や、希望の条件で応募できるドラッグストアも見つけやすくなります。

時給が高い

薬剤師の時給は、パートであっても高くなっています。ドラッグストアのなかでも、一般販売員のパートに比べて、薬剤師は高時給です。
夜間や土日は時給が高く設定されていることが一般的です。特に深夜については、割増賃金を払うように法律で定められています。

たとえば、割増賃金で時給2500円となった場合、土日に1日8時間働くと、収入は以下のようになります。

2500円×8時間×2日=40000円

1カ月にすると8万円の収入となります。年間で考えると100万円近い金額となり、大きな収入アップと言えるでしょう。

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ドラッグストアで夜間や土日の求人を探す注意点

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ドラッグストアで夜間や土日の求人を探すとき、いくつかの注意点があります。採用後のミスマッチを防ぐためにも、以下のことは必ず確認しておきましょう。

副業禁止ではないかを確認する

現在どこかの職場で勤務している場合、就業規則で副業が禁止されていないか、必ず確認してください。もしも、副業が禁止されているにも関わらず、副業をした場合は、処罰を受けるおそれがあります。
また、管理薬剤師や公務員薬剤師は、法律で副業することが禁止されています。

副業が容認される社会の流れはありますが、実際の扱いは職場によって異なります。無用なトラブルを防ぐためにも、現在の職場での副業規定は必ず守ってください。

肉体的・精神的に無理のない範囲で働く

ダブルワークの場合、二か所で勤務することになるため、肉体的・精神的にも負担が大きくなります。本当に働けるのかを十分に確認したうえで、無理のない範囲で行いましょう。

特に、夜間勤務の場合は、昼夜逆転の生活になりやすく、昼間の仕事にも影響を与える可能性があります。
また、疲労や睡眠不足で注意力散漫になると、通勤途中や勤務中の事故などにもつながります。
ダブルワークは、あくまで本業あってのお仕事ですので、本業に支障の出ないよう注意してください。

【夜間の場合】勤務人数や防犯体制を確認する

夜間に勤務する場合、シフト体制や防犯面の確認も必須です。夜間に勤務している人数や、防犯のための対策はどうなっているかなどをきちんと確認しましょう。

実際に勤務予定の店舗を、夜間に訪れてチェックしてみるのもおすすめです。
また、店舗に来るお客さんはどのくらいか、1人当たりの業務量はどのくらいになるかなども確認しておきましょう。休憩はどのように取るのかについても知っておくと、体力面での対策を考えることができるでしょう。

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まとめ

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本記事では、ドラッグストアにおける薬剤師の夜間、土日勤務の特徴や注意点について解説しました。
ドラッグストアは年中無休で長時間営業している店舗が多くなっています。
夜間や土日祝のみ働きたいという薬剤師の方むけの求人が行われるケースもあり、ダブルワークや副業を検討している方には向いています。

しかし、ダブルワークは、体力面での負担も大きくなります。本業や自分の生活に支障が出ないようにすることが大切です。

まずは、どんな勤務条件や収入を希望するのかを明確にし、働き方を考えてみてください。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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