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ドラッグストア薬剤師の転職・年収コラム

更新日: 2025年4月9日 薬剤師コラム編集部

ドラッグストアに向いているのはどんなタイプの薬剤師?特徴を解説

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薬剤師の職場のひとつにドラッグストアがあります。
ドラッグストアといえば、医薬品以外にもさまざまな商品を扱っている小さなスーパーのようなイメージがありますよね。薬の占める割合は低いようにも見えますが、薬剤師はどんな仕事をしているのでしょうか?

いろいろな人が働いているドラッグストアで薬剤師として働くのは大変なようにも思われます。一方で、いろいろ変化があっておもしろそうにも見えます。ドラッグストアで働くのに向き不向きはあるのでしょうか?

ここでは、ドラッグストアの仕事の内容と、そこで働くのに向いている人の特徴をまとめてみました。

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ドラッグストアの仕事内容

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まずはドラッグストアで働く薬剤師の仕事について見てみましょう。

調剤併設のドラッグストア

最近は調剤併設型のドラッグストアが増えてきました。
調剤併設ドラッグストアでの薬剤師の仕事は、調剤業務と服薬指導が中心です。
これらの仕事に関しては、一般的な調剤薬局での業務内容とほぼ変わりありません。

一般の調剤薬局と違う点は、ドラッグストアでは売り場の状況に応じて、レジ打ちや品出し等の店舗業務も兼務するという点です。
たとえば、基本的には調剤室で勤務し、売り場が混みあっていればレジ応援に入るといった具合です。そのほかにもOTC医薬品の販売や健康相談などにも応じます。

ドラッグストアでは医薬品以外の商品も扱っているため、売り場にある商品について全体的に把握しておく必要もあるでしょう。在庫の管理や、陳列棚の整理などを任されることもあります。

店舗によっては、調剤担当とOTC担当を分けて採用するところもありますので、応募の際には担当する業務内容をよく確認してみるようにしましょう。

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OTC専門のドラッグストア

OTC医薬品専門のドラッグストアでは、医師の処方による調剤業務は行いません。
したがって、薬剤師の仕事は、主にOTC医薬品の販売や服薬指導になります。
医薬品だけではなく、健康食品やサプリメントについてのアドバイスを求められることもありますし、それらの商品の販売促進も行います。

そのほかにもレジ打ちや品出し、商品の在庫管理、陳列棚の整理やPOP作成などの、いわゆる店舗業務全般を担当します。
ドラッグストアでは化粧品や日用品、食料品など、医薬品とは関係ない商品も数多く扱っていますが、薬剤師もそれらの商品について一通り知っておく必要があります。

ドラッグストアでは、薬剤師も店舗運営を支える一員としての働きが求められるといえるでしょう。

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ドラッグストアに向いている人とは?

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病院や調剤薬局とは少し違った働き方をするドラッグストアですが、どんなタイプの人がドラッグストアに向いているのでしょうか?
ここからは、ドラッグストアに向いている人に共通する特徴について説明します。

人と接するのが好きな人

コミュニケーション能力が高い人、人と接するのが好きな人は、ドラッグストアに向いています。
ドラッグストアでは、お客さまと直接やり取りをする機会が多く、気持ちのよい接客対応が求められます。

また、適切な医薬品を提供するためには、会話の中から相手の不調や困りごとを敏感に聞き取る力が必要です。つまり、聞き上手で会話を上手に進められる人が向いています。

接客が好きな人、お客さまとの会話を楽しみながら仕事をしたい人はドラッグストアが向いているといえるでしょう。

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処方薬だけでなくOTCやサプリメントにも興味がある人

医師の処方箋がなくても、店内で扱っている医薬品でお客さまの不調の解消を手助けできるのが、ドラッグストアの強みです。

自分が持っている知識やスキルでお客様の困りごとに応えることができれば、やりがいも感じられますよね。

このように、処方箋に基づく調剤だけではなく、OTC医薬品や健康食品、サプリメントなどにも興味があり、それらの知識の習得に貪欲な人は、ドラッグストア勤務が向いているといえるでしょう。

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幅広く仕事をしたい人

医薬品に限らず、さまざまな商品知識を得たい人や、調剤以外の業務にも携わってみたい人にはドラッグストアが向いています。

ドラッグストアでは日用品や化粧品などいろいろなジャンルの商品を扱っていますし、業務内容も、レジ打ちや品出し、陳列、接客など、小売店やスーパーなどの業務と共通するところがあります。

調剤業務だけではなく、販売スタッフとしても働くことができるのがドラッグストアの魅力です。
いろいろな仕事を幅広くやってみたいと考えている人は、ドラッグストアが向いています。

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店舗経営に興味がある人

ドラッグストアでは、マネジメントや販売促進、商品管理などの店舗経営を学ぶこともできます。

季節ごとの販売戦略や、買い物客の動線に合わせた陳列方法など、商品を売るためのノウハウを学ぶことで、小売業としての総合的なスキルを養うことができます。

将来、店舗経営や独立開業をしたいと考えている人には、ドラッグストアはうってつけの職場だといえるでしょう。

キャリアアップしたい人

大手ドラッグストアは全国でチェーン展開しているところが多いので、キャリアパスが整っています。

管理薬剤師や店長を経た後は、さらにエリアマネージャーという管理職が用意されており、キャリアアップを考えている人には魅力的な職場といえるでしょう。

店舗数が多いため、転勤を厭わなければ、比較的早い年齢から副店長などの役職につける可能性もあります。

どんどんキャリアアップしたいと考えている人にはドラッグストアが向いています。

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ドラッグストアに向いていないと感じた人におすすめの職場は?

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ここまで読んでみて、自分はドラッグストアには向いていないなと感じる人もいるでしょう。
調剤業務に集中したい人や、臨床医療に興味がある人は、ドラッグストアよりも調剤薬局や病院のほうが向いている場合もあります。

ストレスなく働くには、できるだけ自分の特性や希望する働き方に合う職場を見つけることが大切です。

ドラッグストアは向いていないと感じる人は、次のような職場を検討してみてはいかがでしょうか。

調剤薬局

ドラッグストアのように、さまざまな業務を並行して行う働き方ではなく、1つの仕事に落ち着いて取り組みたいと考える人には、調剤薬局が向いています。

調剤薬局では、スタッフ同士で連携して、調剤、監査、投薬という業務を行います。仕事のルーティンが明確なので、集中して取り組むことができるでしょう。

基本的には、小規模な職場で少人数での仕事になるため、他の薬剤師といかにスムーズに連携し合えるかが重要になります。

協調性のある人、仕事がスピーディーかつ正確な人、几帳面な人は調剤薬局に向いているといえます。

また近年、調剤薬局には地域のかかりつけ薬剤師としての役割も求められるようになってきました。一人ひとりの患者さんの不安に丁寧に寄り添いたい人、時には世間話も楽しみながら、地域の人々の健康を支えたいと思っている人は、調剤薬局なら希望に合う働き方ができるでしょう。

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病院

薬剤師としての専門性を高めたい人、専門スキルを磨きたいと思う人は病院がおすすめです。

病院での薬剤師の仕事は多岐に渡ります。
院内調剤や、入院患者への服薬指導、治験など、薬剤師としての専門性をフルに発揮できる場所が病院といえるでしょう。

また、急性期の症例や難病などに接する機会も多いため、臨床現場ならではの深い薬学知識を得ることができ、大きくスキルアップできます。
知識の習得に貪欲で、自己研鑽を怠らないタイプの人は病院に向いています。

病院ではチーム医療が基本となるため、医師や看護師、放射線技師、理学療法士など、さまざまな分野の専門家と意見を出し合いながら、一緒に患者さんを支えます。

相手の立場に立ってものを考えられる人、上手にコミュニケーションを取りながら自分の意見も積極的に言える人は、チーム医療という働き方が合っているといえるでしょう。

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いまの職場に向いていないと感じたときの対処法は?

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ここまで見てきたように、薬剤師の職場には職種によって特徴があります。

薬剤師として働くことが嫌になったわけではないけれど、どうしてもいまの職場に馴染めない、向いていないと感じて悩むこともあるでしょう。そんなときはどう対処したらいいのでしょうか。

いまの職場に対する不満を整理する

いまの職場に不満を感じたら、まずは、向いていないと感じる理由を書き出してみましょう。
職場が合わないと感じるなら、なぜ合わないと感じるのか、その理由を探ってみます。

人間関係のせいなのか、仕事量が多すぎるのか、あるいは仕事にやりがいを感じられないせいなのか、自分が何に不満を感じているのか1つずつ洗い出します。

次に、その不満は環境によるものか、自分の能力や考え方によるものかを整理してみます。
どこに不満の原因があるのかを見極めておくと、その後の対処方法を決めやすくなります。

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いまの職場で改善できる方法を考える

不満の原因がどこにあるのかがわかったら、どのような工夫をすれば改善できそうかを考えてみましょう。

たとえば人間関係が原因なら、相手との関わり方や物事の捉え方を変えてみることが可能かどうかを考えます。自分の考え方を変えるだけで、いろいろな煩わしさが気にならなくなることもあります。
けれども、こちらが工夫しているにもかかわらずうまくいかないとしたら、それは環境の問題ともいえます。いまの職場では改善は難しいということかもしれません。

また、仕事がきつい、仕事量が多すぎると感じる場合は、自分の知識やスキルが追いついてないことが原因なのか、明らかな人手不足のせいなのか吟味します。それによって、自分で改善できる問題かそうでないかがはっきりします。

もしも人手不足が原因ならば、それは環境の問題です。新しく人員が増えない限り、自分で改善するのは難しい面があるでしょう。
しかし、自分の経験不足や勉強不足が原因ならば、自分でそれを補うための工夫をしてみることは可能かもしれませんね。

仕事にやりがいを感じられない場合は、資格取得にチャレンジするなど、自分でスキルアップする方法を試してみてはどうでしょうか。
ただし、仕事の内容そのものが単調すぎて変化がないとか、いまの職場ではキャリアアップの制度がないなど、職場の環境や制度に問題がある場合は、環境を変えなければ改善は望めないということになります。

このように、不満の原因が環境のせいなのか自分の問題なのかによって、いまの職場で改善できるかどうかも変わってきます。 

転職する

不満の原因を1つずつ洗い出し、改善方法を考え、それらを実施してみてもなお問題が解決しない場合は、思い切って転職を検討してみるのも1つの選択肢でしょう。

特に、職場の制度や環境そのものに原因がある場合、自分1人の工夫ではなかなか問題解決には至らないものです。

働く環境を変えることで、気持ちが前向きに変化することもあります。

薬剤師の需要は高く、働く場所や仕事内容にもさまざまな種類があります。
転職エージェントなどを上手に利用しながら、自分に合った働き方を見つけましょう。

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まとめ

ドラッグストアに向いているのはどんなタイプの薬剤師?特徴を解説の画像5

ドラッグストアは、患者さんだけではなく一般の買い物客と接する機会も多くあります。
たくさんの人とコミュニケーションを取りながら働くことが好きな人には、ぴったりの職場だといえるでしょう。

また、薬剤師も店舗の販売スタッフの一員として店の運営を支えるため、調剤以外のさまざまな業務を経験することができます。

マネジメントや販売促進について学ぶことは、スキルの幅を広げ、その後のキャリアアップにも役立ちます。

毎日ストレスなく働くには、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。自分にはどんな職場が向いているのか、考えてみてはいかがでしょうか。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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