ドラッグストア薬剤師の転職・年収コラム

更新日: 2026年5月13日 薬剤師コラム編集部

薬剤師がドラッグストア入社後に受ける研修内容とは?OJT成功のポイント

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ドラッグストア薬剤師は、調剤業務だけでなく、接客や健康相談など幅広い役割を担います。そのため、仕事についていけるか不安に思う方もいるかもしれません。
しかし多くの企業では、入社後に一人で業務をこなせるようになるために、研修やOJTといった学びの環境を整えています。

この記事では、ドラッグストア薬剤師が受ける研修の流れやOJTの内容、キャリア形成につながる制度について詳しく解説していきます。

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ドラッグストア薬剤師が入社後に受ける研修

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ドラッグストアに薬剤師として入社すると、いきなり店舗で働き始めるのではなく、まずは研修を通して基礎を身につけるのが一般的です。
研修では社会人としてのマナーをはじめ、医薬品の取り扱いや調剤業務など、幅広い内容が用意されています。

特にドラッグストアは、処方薬の調剤だけでなく「OTC医薬品」「健康食品」「日用品」など、多様な商品を扱うのが特徴です。
そのため、薬剤師としての専門知識に加えて、接客や販売に関するスキルも学ぶ必要があります。

ここからは、入社後に受ける代表的な3つの研修をみていきましょう。

社会人としての基礎力を身につける研修

まず一つ目は、社会人としての基礎力を身につけるための研修です。
その内容は、挨拶や電話対応、名刺交換といったビジネスマナーに加え、会社の理念や組織体制、情報セキュリティ、コンプライアンスなど多岐にわたります。

さらに、ドラッグストアは地域に根ざして医療を提供する場所でもあるため、接客スキルやクレーム対応といったコミュニケーション研修も重視されます。
薬剤師として専門的な知識を持つだけでなく、患者に「安心感」を与えられる態度を身につけることが目的です。

ヘルスケア部門に関する研修

ドラッグストア薬剤師は、処方箋に基づく調剤だけでなく、OTC医薬品やサプリメント、健康食品に関する相談にも対応します。
そのため、研修では医療用医薬品以外にも幅広く知識を身につけられるよう、さまざまなプログラムが用意されています

具体的には、OTC医薬品の適切な提案方法、サプリメントや健康食品との相互作用、生活習慣病の予防に関する基礎知識の習得などです。

さらに、ドラッグストアは地域の「健康相談窓口」としての役割も担っているため、患者の健康状態を適切に把握し、必要に応じて受診勧奨ができる力を養うことも大切なポイントです。

調剤業務に関する研修

近年、多くのドラッグストアでは調剤薬局が併設されており、薬剤師は調剤部門に配属されるケースが一般的となっています。

そのため、ドラッグストアに就職しても、中心となる業務はやはり「調剤」や「服薬指導」です。
研修では、調剤・監査・服薬指導に加えて、保険やレセプト請求、在宅医療など調剤薬局で必要となる一連の業務を幅広く学びます。

ドラッグストア薬剤師の仕事内容を詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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OJT(On-the-Job-Training)とは

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入社後の研修の中でも、特に現場での成長を支えるのがOJT(On-the-Job-Training)です。
OJTとは、実際の店舗で担当の薬剤師から直接指導を受けて、日常業務に必要となるスキルを磨いていく研修のことです。

座学や集合研修で学んだ知識をいかして業務の中で実践し、フィードバックを受けながら定着させていきます。OJTは単なる「現場で学ぶ」だけにとどまらず、薬剤師としての成長スピードを大きく左右する重要な機会です。

ここからは、OJTの具体的な流れや目的、指導薬剤師の役割、そして身につけていきたいスキルについて詳しく解説します。

OJTの流れと目的

OJTは、以下のようなステップを踏んで進められるのが一般的です。

(1)店舗に配属される

新人薬剤師は店舗に配属され、指導担当の先輩薬剤師がつきます。

(2)座学で学んだ内容について実店舗で見学する

座学で学んだ内容について、配属先の店舗ではどのように実践されているのかを見学します。この時にOTCのオペレーションや調剤業務、服薬指導の流れを把握し、業務全体のイメージを掴んでいきましょう。

(3)実務でできることを増やしていく

調剤や患者への声かけなど、簡単な業務から実践を始め、徐々に担当できる範囲を広げていきます。

(4)フィードバックを受ける

実践後には指導薬剤師から具体的な改善点やアドバイスを受け、次に活かします。

OJTの目的は、このような流れの中で新人薬剤師が「知識」を「現場で活かせる力」に変えていくことです。
調剤や接客をただこなすのではなく、自立して安全かつ確実に業務をおこなえる薬剤師を目指します。

指導薬剤師の役割

OJTは指導薬剤師と二人三脚で進んでいくため、彼らの存在が欠かせません。
単に業務のやり方を教えてくれるだけではなく、新人薬剤師が安心して成長できる環境を整える、重要な役割を担っています。

忙しい現場では、新人薬剤師も不安や焦りを感じやすいですが、信頼できる相談相手がいることで安心感が生まれます。
業務面での指導だけでなく、精神面でのサポートも行い、新人薬剤師が一人でも出来るようになるまで近くで支えてくれるでしょう。

OJTを通して身につけられること

OJTでは次のような力を磨いていきます。

  • 調剤業務の実践力:調剤の一連の流れ、処方箋の確認、調剤過誤防止
  • 接客・コミュニケーション力:幅広い年齢層への対応力や服薬指導
  • チームワーク:一緒に働く薬剤師や登録販売者、事務スタッフとの連携

特にドラッグストアでは、薬剤師以外にも登録販売者、化粧品担当者、アルバイトの学生など多くの方と一緒に働きます。
店舗内での円滑なコミュニケーションの取り方も、OJT期間中に身につけていけるでしょう。

ここまでお伝えしてきたOJTの流れや目的、身につくスキルについてあらかじめ知っておくことで、この期間をより大切に過ごしていくことができます。
座学で得た知識を業務の中で実践し、失敗や成功を重ねることで確実にステップアップしていけるはずです。

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ドラッグストア薬剤師のキャリアパスと研修

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ドラッグストア薬剤師は将来的に、店舗運営に携わったり、専門性を高めたりと幅広いキャリアを築いていけます。

そのため、入社後の研修が終わったあとも、スキルを磨いていくための様々な研修が用意されている場合が多いです
内容は企業ごとに違いもありますが、それぞれの一般的な特徴をみていきましょう。

専門性を高めるための研修

薬剤師としての強みを伸ばすために、漢方・在宅医療・がん・糖尿病などの特定分野について深く学べる研修が実施されます。
将来的に専門薬剤師や認定薬剤師の資格取得を目指している方は、興味のある分野の研修をその会社で受けられそうか、入社前にチェックしておくと確実でしょう。

また、資格取得費用の補助や学会・病院研修へ参加するためのサポートを受けられる場合もあります。

ドラッグストア薬剤師が専門性を高めるためにおすすめの資格について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

管理薬剤師・店舗運営を目指す研修

管理薬剤師や店舗責任者としてキャリアアップを目指す方向けの、マネジメント研修も充実しています。
具体的には、労務管理、医薬品在庫の適正管理、売上・利益管理、スタッフ教育といった「店舗運営に必要な力」を学ぶものです。

薬剤師としての専門性に加えて、店舗全体を動かしていく力を養うことで、組織の中心的な存在として活躍できるようになります。
こうした研修を経て、将来的にはエリアマネージャーや本部スタッフを目指す道も開けてきます。

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入社後の研修を最大限にいかすためには

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入社後の研修やOJTでは、与えられるものをただ受け身でこなすのではなく、自分自身が成長できるよい機会として主体的に取り組むことが大切です
ここでは、研修を実りあるものにするための3つのポイントをご紹介します。

定期的に成長度と目標設定を振りかえる

研修やOJTでは、多くの学びや気づきを得られますが、それをそのままにしてしまうとなかなか身につきません。
定期的に「自分は何ができるようになったか」を振り返り、「次はどのスキルを伸ばしたいか」という新しい目標を立てるようにしましょう

企業によっては評価シートやチェックリストが用意されているので、それらを活用すると客観的に自分の成長を確認することができます。

積極的にコミュニケーションをとる

研修やOJTでは、指導薬剤師との関わりがとても重要です。
疑問や不安があればそのままにせず、積極的に質問・相談することで理解が深まります。

また、ドラッグストアは薬剤師以外にも多くの方が働いており、チームワークを意識したコミュニケーションが自身の成長を後押ししてくれるでしょう。
信頼関係を築くことは、毎日同じ場所で働くためには欠かせません。

OJT・集合研修を成長の機会としていかす

OJTや集合研修は、学んだ知識を現場で「使える力」へと変えるための貴重な場です。
単なる研修の一部ととらえるのではなく、「自分のスキルを磨くチャンス」と意識することで、多くの学びに自分で気づけるようになります。

定期的な集合研修では、同じ時期に入社した薬剤師どうしで近況を報告し合うことで、自分の課題を再確認できるなど、お互い良い刺激を与えられるでしょう。

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会社から受けられる自己研鑽サポート

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多くのドラッグストアでは、入社後の研修やOJTに加えて、社員が自らスキルを伸ばすために利用できる、自己研鑽のサポート制度を用意しています。

【代表的なサポート制度】

  • 認定薬剤師や専門薬剤師の資格取得に必要な費用の補助
  • 学会や病院実習への参加スケジュール調整
  • 社外セミナーや勉強会への参加費用の補助
  • e-ラーニングや社内教材の提供

こうしたものを積極的に利用することで、入社後の研修だけではカバーしきれない専門性やスキルを磨き、将来的なキャリアの選択肢を広げることができます

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入社前に研修・OJTについて確認する方法

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ドラッグストアに入社する前に、研修やOJTの内容をある程度把握しておくと、入社後のギャップを減らし、スムーズに業務に取り組めるはずです。

ここでは企業ごとの研修内容について確認する方法をいくつかご紹介します。

求人票や企業サイトでチェックする

まずは求人票や企業公式サイトを確認し、研修制度やOJTの概要が記載されているかをチェックしましょう。

  • 集合研修の期間や内容
  • OJTの担当者やサポート体制
  • 資格取得や自己研鑽のサポート制度

こうした情報から、その企業が新人教育にどの程度力を入れているかが見えてきます。

社員や先輩薬剤師の体験談を聞く

可能であれば、実際にその企業で働く薬剤師に話を聞いてみるのも有効です。
研修やOJTの雰囲気、学びやすさ、現場でのフォロー体制など、求人票やサイトではわからないリアルな情報を得ることができます。

転職エージェントを利用して情報を集める

中途入社を考えている場合は、転職エージェントを通じて研修制度やOJTの詳細を確認することもおすすめです。
エージェントは企業の教育体制に関する情報を把握しており、質問しにくいことも代理で確認してもらえる場合があります。

このようにして事前の情報収集を行うことで、入社後の研修を最大限に活かし、素晴らしいスタートを切ることができるでしょう。

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入社後研修やOJTを通して、大きく成長していきましょう

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ドラッグストア薬剤師として入社後に受ける研修やOJTは、社会人としての基礎力をはじめ、調剤や接客スキル、ヘルスケア知識まで幅広く学ぶことができます。
特にOJTは、実際の店舗業務を通じて知識を“使える力”に変えていける貴重な機会です。

「不安や疑問は先輩薬剤師に積極的に相談する」「定期的な振り返りや目標設定を行う」という前向きな姿勢で取り組んでいくことで、実りある研修期間を過ごしていけるでしょう。

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