薬局で使える英会話~第12回 熱さまし(解熱鎮痛薬)の使い方を説明しよう
新人薬剤師 伊呂波くん
薬局勤務1年目のほやほや新米薬剤師。
外国からの患者さんとのコミュニケーションに悩んでいる。
先輩薬剤師 エーコさん
帰国子女で英語が得意な薬剤師8年目の中堅薬剤師。
得意の英語を生かして伊呂波くんの悩みに答えてくれる頼りになる先輩。
熱さましとしてよく用いられる解熱鎮痛薬ですが、「熱が下がる」ことは英語でなんと表現すれば良いのでしょうか。今回は、処方される機会も多い「熱さまし」の効果や目的、具体的な使い方を簡単に説明できる表現を考えます。
「熱を下げる薬」は、英語でなんと表現する?
後輩(伊呂波くん):
この薬を使うと“熱が下がる”ことを伝えたいんだけど、どう表現したら良いんだろう?
エーコさん:
熱は『fever』、下がるは『reduce』を使うとわかりやすいよ。シンプルに薬のことを『fever reducer』と表現する表現が覚えやすいかもしれないね。
ディス イズ ア フィーバーリデューサー
・This is a fever reducer.
(訳)これは、熱を下げる薬です
※他の表現
ディス メディスン ウィル リデュース ア フィーバー
・This medicine will reduce a fever.
(訳)この薬で、熱が下がります
ディス メディスン ウィル ヘルプ トゥ リデュース ユア フィーバー
・This medicine will help to reduce your fever.
(訳)この薬は、熱を下げるのに役立ちます
「fever」は熱、「reduce」は下げる、という意味のある単語なので、“熱さまし”はそのまま「fever reducer」と表現することができます。
専門的には「antipyretic(解熱薬)」と書くこともありますが、とっさには出にくいことから、より簡単な表現を用いるのが無難だと思います。
実際、英語圏で販売されている解熱薬のパッケージには「fever reducer」と書かれていることもあるくらいですので、この表現でも問題なく伝わります。