ロボットの調剤支援、求む?
意識の
「まとめ」
「ピッキング」や「一包化・分包」など
機械導入への関心は高く期待する声も多い
質問
- [Q1]あなたの職場では、調剤に関わる業務を代替するロボットや機械を導入していますか?
- [Q2]次の薬剤師業務のうち、ロボットや機械で代替を期待するもの(代替する方が適していると思う業務)をいくつでもお選びください。
- [Q3]ロボットや機械の導入は、薬剤師業務の効率化や質の向上に有効だとお考えですか?
回答済み人数:1440人
現状は「導入も検討もしていない」が6割
薬剤師の健康被害防止のため、抗がん剤調製ロボットが松江市立病院で導入され、本格運用が始まりました(『抗がん剤ロボットが調製 松江市立病院導入』を参照)。そこで、薬局での調剤ロボットや機械の導入状況や考えについてお聞きしたところ、
「導入している」27%と「導入していないが検討している」13%に対し、「導入も検討もしていない」60%と半数以上を占めました。また、「導入へのハードルは高い」といったコメントも多くありました。
しかし、機械化への関心は高いようで、期待する機能として、「一包化・分包」80%、「ピッキング」76%、「調製」48%、「処方せんの監査」35%、「調剤後の監査」33%、「服薬状況の記録」24%などが選ばれ、業務の合理化を期待する声も多く寄せられました。
人気のコメント
単純労働は機械化して合理化し、薬剤師は対人業務へ力を注ぐべきである。
錠剤の一包化、調剤後の監査などは、現状で機械が行うとなると、センサーに認識してもらう為の下準備(一種類ずつ枠の中に置く や、一包化された錠剤を重ならないように枠内に置く など)が必要になるのではないでしょうか。「置き方が悪いから、機械が動かない」等、かえって負担が増える部分もあるかも。機械の大きさ(狭小な薬局は多い)、価格が適当になれば、「やってもらいたい作業」は多い。しかし、導入のハードルはなかなか高いように思う。
地方の薬局では薬剤師の人数が不足しています。機械で出来ることは機械に任せて、その分服薬指導に時間をかけたいと思います。