【薬局薬剤師】院内/院外処方、どちらがいい?
意識の
「まとめ」
41%が「院外処方にメリットあり」!院内処方増には「患者さんが薬について相談しづらくなる」を懸念
質問
- [Q1]院内/院外処方、どちらがメリットがあるとお考えですか?
- [Q2]院内処方のメリットと思われる項目をお選びください。
- [Q3]院外処方のメリットと思われる項目をお選びください。
- [Q4]院内や敷地内処方が増えていく場合、患者さん、その他へ懸念される悪影響はありますか?誰に、どのような影響が考えられるか教えてください。
回答済み人数: 621人
「院外処方」と回答した人が41%で、院内処方を支持した27%を大きく上回る。理由は「重複投薬を防げる」が約7割
薬局勤務の薬剤師に「院内/院外処方、どちらにメリットがあるか」について伺ったところ、「院外」41%、「どちらともいえない」32%、「院内」27%という結果に。
次に、院内処方のメリットについて複数回答で尋ねたところ、高い割合を占めたのは「患者さんが薬局へ行く手間がなくなる」「患者さんの費用負担が若干少なくなる」「検査値や疾患情報の収集がしやすく、よりよい処方監査、調剤ができる」「疑義照会がしやすく、副作用、投薬ミスの防止になる」といった回答でした。
一方、院外処方のメリットについては、「重複投薬の防止になる」67%、「薬局を選べる」64%、「服薬指導を充分受けられる」55%、「後発品の利用促進になる」48%となりました。院内や敷地内処方が増えていく場合の懸念についても伺ってみたところ、「不十分な対応しかできなくなる可能性がある」「患者さんが薬について相談しづらくなる」などのコメントが多数寄せられました。
人気のコメント
かかりつけ薬局を持つことで薬の重複投与や残薬管理がしやすくなりますが、院内や敷地内処方が増えることで、管理がしにくくなる可能性があります。患者さんは残薬、コンプライアンス不良について医師に叱られるのではないか、他の医院を受診することで医師の気分を損ねるのではないかと考え、医師には正直に伝えない人が多くいます。
そもそも医薬分業が世界中で実施されている背景を考えれば、「患者の利益を守る」ことにつきます。目に見えない利益なので目先だけの利益を問う日本の風土にあきれます。もっと日本国民は深く考えるべきでしょう。
複数診療の場合の対応に関して不十分な対応しかできない可能性がある。現状でも院内で複数科にかかっているにもかかわらず連携がとれていない病院も多く、同日複数診療で重複投与多数というケースも見ています。 お薬手帳も提出はしてもシールを貼り付ける対応しかしていないという感触がある病院も多いため、複数医療機関診療を受ける患者さんにとってはマイナスの傾向になるのでは。