病院薬剤師だった私が特養施設長になるまで
このコーナーでは、m3.com薬剤師会員の皆さまに投稿いただいたコラムを紹介します。
今回のテーマは【薬剤師の働き方いろいろ】です。
思いもよらないオファーの連続
うらん・女性(東京都)
病院薬剤師を重ね、30代後半で150床ほどの病院の薬剤科長になりました。
その1年後、事務長に突然「来月から地域医療連絡室長、よろしくね」と告げられ、「経験も資格もありません」と答えたところ「大学で心理など学んでいたら、社会福祉主事任用資格があるから問い合わせみて」と言われ、厚労省のHPや大学に問い合わせたところ、確かに…。
まわりの人に助けられ、次のステップへ
そこからは、他の病院のMSWさんたちに手取り足とり指導いただき、何とか高稼働率の維持を続けていたら、経営企画室の立上げへと。
「人件費の次に大きなものは薬剤費。その部門管理をできるのなら、専門職の中では一番適任者である」という理由からでした。
だんだん視力も落ち、薬剤の知識も若手に敵わなくなってきたころだったので、兼務ではありましたが、白衣を着る時間を短くしていきました。
仕事をしながら資格を取得!
その後、転職のオファーがあり、次の法人では病院だけでなく介護の施設も経験させていただき、勤務しながら通信教育とスクリーニングで特養施設長の資格を取ることができました。
55才を過ぎて、やはりオファーをいただき、特養の施設長になりました。 薬に詳しい相談員さんは薬に詳しい施設長となり、介護認定審査会のメンバーともなり、超高齢化社会にどっぷり浸かっています。
※本コンテンツは、薬剤師会員からお寄せいただいたエピソードをもとに編集・作成しています。