【点眼薬の順番】クラビットとフルメトロンはどっちが先?目薬の間隔は?
- レボフロキサシン(クラビット点眼液0.5%)
- フルオロメトロン(フルメトロン点眼液0.1%)
- ブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩(アゾルガ配合懸濁性点眼液)
- ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド(アイラミド配合懸濁性点眼液)
- チモロールマレイン酸塩(チモプトールXE点眼液)
- チモロールマレイン酸塩(チモプトール点眼液)
- ジクアホソルナトリウム(ジクアス点眼液)
- ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン点眼液)
- ピレノキシン(ピレノキシン懸濁性点眼液0.005% 「参天」)
複数の点眼薬が処方されたとき、「どちらを先に使えばよいの?」と患者さんから質問されることは少なくありません。
点眼薬には、水性点眼液や懸濁性点眼液、ゲル化製剤などがあり、製剤の特徴によって基本となる使用順序があります。ただし、一般的な原則がそのまま当てはまらない場合もあるため注意が必要です。
今回は、服薬指導に役立つ点眼薬の点眼順序について解説します。
<患者さんの質問>「目薬を2種類使うとき、どちらが先ですか?間隔はあけますか?」
72歳、女性。
結膜炎の治療のため眼科を受診し、以下の2剤が処方された。
<処方>
- クラビット点眼液0.5%
- フルメトロン点眼液0.1%
患者さんから質問。
「2種類とも一緒に使うように言われました。どちらから点眼すればいいですか?」
点眼薬の順番は「水性→懸濁性点眼液→ゲル化製剤→眼軟膏」、間隔は5分以上
複数の点眼薬を併用する場合、医師から特別な指示がなければ、
水性点眼液→懸濁性点眼液→ゲル化製剤→眼軟膏
の順で使用するのが基本です1)。
一般的に、水に溶けにくく吸収されにくい懸濁性点眼液は水性点眼液の後に使用します1)。さらに、眼表面に長くとどまるゲル化製剤は、ほかの点眼薬の吸収に影響する可能性があるため、より後に使用します1)。
眼軟膏は水をはじき、後から使用する点眼薬の効果を妨げるおそれがあるため、最後に使用するのが基本です1)。
また、複数の点眼薬を併用する場合は、先に使用した薬液が後の点眼によって洗い流されるのを防ぐため、原則として5分以上の間隔をあけます1)。
ただし、一部の懸濁性点眼液やゲル化製剤など、10分以上の間隔が必要な製品もあります。点眼間隔については、添付文書の記載や医師から個別の指示がある場合は、その指示に従いましょう。
【表】添付文書に点眼間隔や使用順序について個別の記載がある主な点眼薬2)
| 点眼薬 | 製剤の特性 | 他の点眼薬との間隔・順序 |
| アイラミド配合懸濁性点眼液 | 懸濁性 | 10分以上あける |
| アゾルガ配合懸濁性点眼液 | 懸濁性 | 10分以上あける |
| チモプトールXE点眼液 | ゲル化製剤 | 10分以上あけて、最後に点眼。やむを得ず先に使用する場合は、十分な間隔をあける |
| リズモンTG点眼液 | ゲル化製剤 | 10分以上あけて、最後に点眼。やむを得ず先に使用する場合は、十分な間隔をあける |