ドクター・ホンタナの薬剤師の本棚

更新日: 2020年8月26日 Dr.ホンタナ

抗生物質の2大問題

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薬剤師のみなさん、こんにちは!ドクター・ホンタナ(Fontana)です。「薬剤師が読んで楽しめ仕事にも役立つ」そんな本を紹介するコラムの第5回、テーマは「抗生物質」。人類がペニシリン、ストレプトマイシンを発見し、そのおかげで細菌感染症を制圧できるようになって70年です。ところが、その抗生物質は今まさに二つの大きな問題を抱えています。一つは「薬剤耐性菌」の問題、もう一つは「抗生物質による体内環境の破壊」の問題です。日常的に抗生物質に接する機会も多いと思います。

薬剤耐性菌の2050年問題

まず一冊目は「ガンより怖い薬剤耐性菌」、著者は薬学部出身の研究者です。新型コロナウイルス騒ぎでかすんでしまっていますが、それまでは感染症の最大のリスクと言われ続けていたのは抗生物質が効かない薬剤耐性菌問題でした。

2014年にイギリスの研究グループの発表によれば、このまま対策がとられなければ2050年には…

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Dr.ホンタナ
勤務医

元外科医 昭和の31年間で医者になり、平成の31年間は外科医として過ごし、令和と同時に臨床を離れました。本を読んだりジャズ(ダイアナ・クラールの大ファン)を聴いたり、プロ野球(九州時代からのライオンズファン)の追っかけをやってみたり。ペン・ネームのホンタナは姓をイタリア語にしたものですが、「本棚」好きでもあるので・・ダジャレで
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