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患者タイプ別 服薬指導のツボ(薬剤師向け)

更新日: 2020年1月28日 村尾 孝子

「副作用の説明がない」と不安を訴える患者さん

「副作用の説明がない」と不安を訴える患者さんの画像

患者ケース34「副作用の説明がない」と不安を訴える患者さん

 発現に個人差のある副作用について、「副作用の説明が少なすぎる。最低限伝えるべきことは、薬ごとに決まっているのではないか?」「飲み間違いや、副作用と気づかずに長く薬を飲み続けたくないので、薬剤師には口頭でも説明してほしい」と患者さんから要求されますが、どう答えていいかわからないときがあります。副作用を怖がり服用を中止してしまう患者さんもいるなかで、薬剤師はどの程度まで説明したらいいでしょうか?

「副作用の説明がない」と不安を訴える患者さん ツボの画像

薬の副作用は、薬ごとの特徴や発現の個人差があり難しいものです。それ以上に患者さんごとに副作用の受けとめ方や理解度に違いがあるのが問題をより困難にしています。よって、副作用の説明を始める前に、患者さんの副作用に対する考えを把握するひと手間が欠かせません。患者さんの反応の小さな変化を見逃さないように丁寧にヒアリングして、声にならない不安や疑問を引き出し、患者さんのタイプにあわせて説明の言葉や内容を柔軟に変えましょう。

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薬の副作用は、薬ごとの特徴や発現の個人差があり難しいものです。それ以上に患者さんごとに副作用の受けとめ方や理解度に違いがあるのが問題をより困難にしています。よって、副作用の説明を始める前に、患者さんの副作用に対する考えを把握するひと手間が欠かせません。患者さんの反応の小さな変化を見逃さないように丁寧にヒアリングして、声にならない不安や疑問を引き出し、患者さんのタイプにあわせて説明の言葉や内容を柔軟に変えましょう。

患者さんによって理解度や感じ方は違います

 副作用の説明は服薬指導で欠かせない項目ですが、薬ごとの副作用の特徴や発現の個人差を含めてその内容は多岐にわたります。さらに難しいのが、副作用に関する知識や理解度、受けとめ方に個人差があること。人は

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村尾 孝子
むらお たかこ

薬剤師、医療接遇コミュニケーション コンサルタント、健康講演・企業研修セミナー講師、株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業、埼玉大学大学院経済学部経営管理者養成コース修了、病院・薬局・教育研修会社勤務を経て現職。
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