他薬局から移ってきた患者さんが「薬のまとめ方、塗り薬の容器が違う」と文句を言ってくる

患者ケース48:他薬局から移ってきた患者さんが「薬のまとめ方、塗り薬の容器が違う」と文句を言ってくる
最近、引っ越してきた患者さん。お出しした薬を見て「いままで飲んでいた薬と違う!どういうことだ!」とご立腹。以前の薬局とは、一包化の印字方法が異なり、患者さんがとまどってしまったようです。薬袋や一包化の印字方法、まとめ方、塗り薬の容器などは、薬局によって方針が違います。このようなクレームにはどのように対応すればよいでしょうか?
薬局が変わると、薬袋の記載方法や一包化など細かい点で違いがあるものです。薬剤師からすれば些細なことでも、患者さんにはほんのちょっとの違いも不安・不満材料になり、服薬へのモチベーションにも影響するおそれがあります。他薬局でもらっていた薬を自分の薬局で初めてお渡しする際は、あらかじめヒアリングして一つずつ丁寧に確認・説明するひと手間が欠かせません。患者さんに「この薬局に移って良かった」と思ってもらえるように、薬や健康に関する有益なアドバイスをして、信頼を得られるよう努めましょう。
患者さんは薬のまとめ方が違うと不安になる可能性があります
薬局が変わると、薬袋の記載方法や一包化など細かい点で違いがあると思います。薬剤師からすれば些細なことでも、患者さんにとって「薬」に関することはとてもデリケートな領域。長く飲みなれた薬であればなおさら、ヒートシールが切りづらい、薬袋の開け具合が不便など、ほんのちょっとの違いも不安・不満材料になってしまいます。その不安や不満が続くと服薬へのモチベーションにも影響する恐れがあります。
他の薬局から転局してきた患者さんには入念なヒアリングを
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