ドクターショッピングの疑いがある患者さんへの服薬指導

患者ケース74:ドクターショッピングの疑いがある患者さん
30代後半の女性患者さんで、ドクターショッピングをして向精神薬などの薬を集めていると感じられる方がいます。このような行為をやめさせる為にはどの様な声掛けが効果的でしょうか。
ドクターショッピングが疑われる場合、患者さんが複数の医療機関を受診しようと思ったきっかけをヒアリングすることから始めましょう。患者さんの本音を引き出せれば、その後の説明がしやすくなります。説明の際は、ドクターショッピングの問題点やデメリットばかりを強調せず、一つの医療機関を継続受診するメリットについて説明します。医師との話し合いや、同じ病気の患者さんが集う会への参加を提案するなど、患者さんが治療に前向きになれるように声をかけ続けてほしいと思います。