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患者タイプ別 服薬指導のツボ(薬剤師向け)

更新日: 2022年11月24日 村尾 孝子

「薬の効果がわからない。症状が悪化している気がする」と言う患者さん

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ケース90:「薬の効果がわからない。症状が悪化している気がする」と言う患者さん

定期的に来局する60代女性の患者さん。この患者さんは、薬を飲んでいるが「症状が悪化している気がする」とおっしゃいます。検査の数値からは薬の効果がでているとは思います。今後も服薬してもらうにはどのように説得すれば良いでしょうか?

服薬指導のツボ

身体に何かしらの変化や異常を感じているのかもしれないので、どうして悪化していると思うのか、どんな症状が出ているのか、など一歩踏み込んで患者さんに尋ねてみましょう。患者さんの話を鵜呑みにせず、「何か困っているのでは?」「問題が隠れていないか?」などあらゆる可能性を考慮してヒアリングします。不安を取り除くために患者さんの話にしっかり耳を傾け、患者さんの気持ちに寄り添い共感を示すよう努めましょう。「症状が悪化している」と感じている理由や

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村尾 孝子
むらお たかこ

薬剤師、医療接遇コミュニケーション コンサルタント、健康講演・企業研修セミナー講師、株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業、埼玉大学大学院経済学部経営管理者養成コース修了、病院・薬局・教育研修会社勤務を経て現職。

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