ポリファーマシーを考慮した服薬指導について

ケース92:ポリファーマシーを考慮した服薬指導について
ポリファーマシーを考慮しながら服薬指導をしようとすると、何をモチベーションとして服薬指導したらよいのか悩んでしまいます。結局それが原因でうまく患者さんに説明ができていない気がします。ポリファーマシー対策をしながら服薬指導をするには、どうすればよいでしょうか。
薬剤師のポリファーマシー対策に期待が寄せられています。ポリファーマシーが起こる背景と問題点について正しく理解し、積極的に服薬指導してほしいと思います。薬剤師は、1)おくすり手帳の活用、2)高齢患者さんへの対策、3)患者さんとのコミュニケーション等いつもの服薬指導の延長上にある方法でポリファーマシー対策にかかわることができます。患者さんと薬を直接確認できる唯一といってもいい立場にあることを活かして、患者さんが安心して治療に臨めるよう自信をもって服薬指導を続けてほしいと思います。