受診理由を曖昧に答える患者さん
ケース119:受診理由を曖昧に答える患者さん
患者さんに病院の受診理由を聞いたところ、曖昧にしか答えないので、無難な服薬指導しかできませんでした。このような服薬指導で良かったのか不安です。患者さんの受診理由はどのように聞き出すといいでしょうか。
薬剤師に受診理由を含む詳細を聞かれる理由がわからないと感じている患者さんは少なくありません。受診理由がわかると患者さんにどんなメリットがあるのか等について、患者さんの立場になって具体的にわかりやすく説明するよう心がけましょう。患者さんが曖昧な返事をする理由として、忙しい・面倒などと感じている、答えたくても何と答えていいかわからない、過去にトラブルやミスを経験して薬局・薬剤師に不信感を抱いている、などが考えられます。患者さんの気持ちや答えたくない理由を推察して、答えてもいいと思ってもらえるまで根気強くアプローチを続けましょう。