患者タイプ別 服薬指導のツボ(薬剤師向け)

更新日: 2024年9月18日 村尾 孝子

服薬指導における患者さんへの寄り添いとは?

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ケース126:服薬指導における患者さんへの寄り添いとは?

調剤薬局に勤めて3年目の薬剤師です。服薬指導の最中に患者さんに「それは痛そうですね」と率直な感想を漏らしてしまいました。患者さんから「どんな痛みかわからんのに、心配そうに言わんといて」と返されました。患者さんの気持ちに寄り添ったつもりでしたが、何と声を掛ければ良かったでしょうか。

服薬指導のツボ

言葉だけの“寄り添い”になってしまうと、「本当は心配なんかしてないんだろう」と相手に思わせてしまいます。患者さんの立場になってどんな痛みか想像して「それは痛そうですね」などと直感的に思いついた言葉を発すると、患者さんへのいたわりやねぎらいの気持ちが伝わりやすくなります。その上で、「お辛いでしょう」のように寄り添いの言葉をかけると、患者さんは「本当に心配してくれているんだ」と感じて安心します。心から患者さんを心配していることを伝えるためには、言葉と表情と態度を一致させることも重要です。

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村尾 孝子
むらお たかこ

薬剤師、医療接遇コミュニケーション コンサルタント、健康講演・企業研修セミナー講師、株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業、埼玉大学大学院経済学部経営管理者養成コース修了、病院・薬局・教育研修会社勤務を経て現職。

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