併用注意の薬の疑義照会の判断は?
ケース145:併用注意の薬の疑義照会の判断は?
併用注意の薬はどこまで気にかければ良いのでしょうか。併用禁忌は、絶対に併用させないように気を付けられるのですが、併用注意は判断が難しく迷ってしまいます。疑義照会はどういう場合に行えばいいのでしょうか?
併用注意が記載されている医薬品は非常に多く、疑義照会の判断を迷ってしまうと思いますが、患者さんの薬物治療に悪影響を及ぼす問題の有無に注意を払いましょう。併用注意で気を付けたいタイミングの一つ目は、服薬指導前後の患者さん情報収集時です。たとえば、併用注意の同効薬を複数飲んでいることが分かり処方医に伝えていなければ、必要性と安全性を考えた上で疑義照会を判断しましょう。また、投薬後のフォロー時も、服薬指導内容に基づいてモニタリングをおこない、副作用や体調変化が見られたら、疑義照会を判断するタイミングになります。併用注意の薬については、服薬後のフォローに前向きに取り組み、薬剤師だからこそ気付ける患者さんの変化に注意を払えるようになってほしいと思います。
患者さんの薬物治療に悪影響を及ぼす問題の有無に注意を払いましょう
服薬指導において、併用禁忌と併用注意については常に注意を払っていると思います。ご相談にある通り、併用禁忌については処方を見つけ次第、迷わず疑義照会できますが、併用注意ではほとんどの場合、疑義照会することなく様子を見るという人が多いのではないでしょうか。併用注意が記載されている医薬品は非常に多く、疑義照会するか迷うのは、併用注意で起こり得る問題は、あくまでも可能性であって必ず起こるものではないという理由からでしょう。
併用注意で疑義照会するかどうか判断に迷うとき、気を付けたいのは患者さんの薬物治療に悪影響を及ぼす問題の有無だと思います。薬剤師の立場で、これは医師に知らせなければ?これは危ないかも?などと思う併用注意の薬があれば疑義照会するタイミングだと言えるでしょう。もう少し具体的に考えてみましょう。