閉塞隅角緑内障が疑われる患者へのPL顆粒の疑義照会:薬剤変更の提案成功例
- 緑内障点眼をお薬手帳で確認した際に、禁忌薬処方があったらどう対応すべき?
- 患者さんへの聴取方法と眼科への確認時の工夫
- 注意すべき薬を把握しよう!
「閉塞隅角緑内障」が禁忌に該当する薬剤は、抗コリン作用をもつものを中心に多数ありますが、お薬手帳で緑内障点眼薬を見つけたら、あなたはどうやって患者対応・疑義照会しますか。
SNSでも「実際患者さんに聞いてもよく分かっていないケースが多く、その回答を信じていいのか、その他何をしたらいいのか、モヤモヤする」という意見が多くみられます。今回は「閉塞隅角緑内障」が禁忌に関する具体的な疑義照会の事例を紹介していますので、ぜひ、参考にしてください。
「タプコム配合点眼」処方で 閉塞隅角緑内障が疑われる60代男性のデータ
60歳男性Fさん
<処方>
PL配合顆粒 3g
分3 毎食後 5日分
感冒で発熱外来を受診。お薬手帳より、眼科からタプコム配合点眼(タフルプロスト/チモロールマレイン酸塩 )の処方継続中と確認。
患者さんに「眼科の先生から何か飲み合わせが悪いお薬があると聞いていませんか?」と聞いても「何か言っていたかな…?」と要領を得ない。
「PL配合顆粒」のドクター処方に疑義あり!
患者さんが「閉塞隅角緑内障」の場合、「PL配合顆粒」中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が有する抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。しかし、患者さんにヒヤリングしても詳細がわからない。
【疑義照会の前に】かかりつけの眼科に確認しよう!
薬剤師るみ:お世話になっております。貴院に定期受診中のFさんについて、別の病院より眼圧を上昇させる恐れのある薬剤が処方されているため、併用可能かお伺いしたいです。
眼科医師:この方は「閉塞隅角緑内障」で、点眼にて眼圧コントロール中の方ですので、眼圧上昇させる薬剤は併用ができません。
薬剤師るみ:分かりました。お忙しいところありがとうございました。