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薬剤師のための派遣・パート・アルバイトコラム

更新日: 2024年8月14日 薬剤師コラム編集部

地方で働く場合、住居付き派遣薬剤師はどうなの?メリット・デメリット

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派遣薬剤師は、働く時間を選べて高時給なので人気の働き方です。
そんな派遣薬剤師のなかに、住居付き派遣という求人があるのをご存知でしょうか。

地方にある派遣先が、仕事だけでなく住居も用意してくれるので、気軽にさまざまな土地に行って働くことができます。
ここでは、住居付き派遣薬剤師の働き方や、メリット・デメリット、仕事の探し方などについて詳しく説明します。

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住居付き派遣薬剤師とは?

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薬学部のある大学が都会にあることもあり、薬剤師は都市部には多くいますが、地方では少なくなっています。薬剤師の数が少なく、募集をかけてもなかなか応募のない地方では、他の地域から薬剤師に来てもらうために、住居付きで派遣薬剤師の求人を出すことがあります。

とくに全国規模の大手の派遣会社では、地元にいながら全国の派遣求人を紹介してもらうことができます。
資格があれば全国どこでも働けるという薬剤師のメリットが生かされた働き方だといえます。

仕事の内容としては、調剤薬局での調剤や服薬指導が中心となります。派遣薬剤師ですので、着任してすぐに即戦力として働くことが期待されているといえるでしょう。

住居付き派遣薬剤師は高時給

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派遣薬剤師は一般的に高時給ですが、住居付き派遣薬剤師はそのなかでも時給は高くなります。
人手不足が深刻なので、住居を用意するだけでなく、時給も高くしないとなかなか応募がないためです。

前任者が辞めたためすぐに薬剤師を必要としている「急募」や、寒い時期の繁忙期はとくに時給が高くなる傾向にあります。
派遣薬剤師全体の平均時給は3341円(薬キャリ調べ)ですが、住居付き派遣薬剤師では3500〜4000円という求人が多くみられます。

また、直接時給に反映されているわけではありませんが、住居費や場合によっては光熱費を払わなくていいことを考えると、実質的には住居手当が支給されているのと同じことになります。
通常、派遣社員に住宅手当や家賃補助はないので、金銭面でのメリットは大きいといえるでしょう。

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住居付き派遣薬剤師はどんなところに住む?

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住居付きの派遣薬剤師に用意される住居は、家具・家電付きのマンションや、マンスリーマンションが一般的です。へき地の場合は一軒家ということもあります。
家具付きのところが多いので、身の回りの荷物を持っていけば引っ越しが終了して、すぐに働けます。
また、期間が長くない場合は、ホテル暮らしの場合もあります。

住居は職場から近いところに用意されるので、通勤時間はかからず、満員電車や渋滞などのストレスからも解放されるでしょう。

住居付き派遣薬剤師のメリット

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住居付き派遣薬剤師は、基本的に地方で働くことになるので、向いている人と向いていない人が分かれる傾向にあります。
では、住居付き派遣薬剤師にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

短期間で稼ぐことができる

住居付き派遣薬剤師は高時給なので、短い期間でもがっつり稼ぐことができます。
たとえば、時給3500円の場合、1日8時間、月20日勤務で計算すると、1か月で56万円になります。残業したり、勤務日を増やしたりすると、もっと稼ぐことも可能です。

友達もいない、遊ぶ場所もない場所は、仕事に集中するにはかえって都合がいいと考えることもできます。
短期間でお金を稼いで、派遣期間が終わったら長期の海外旅行に出かけたい、というような人にぴったりの働き方です。

いろいろなところに住むことができる

住居付き派遣薬剤師の募集は、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地にあります。
また、離島やへき地だけでなく、地方の中小都市からの求人も数多くあります。
薬剤師は病院やドラッグストアがあるところには必ず必要ですので、求人の数も多くなっています。条件を選ばなければ、応募先に困るということはないでしょう。

住居付きなので、同じ薬剤師という仕事をしながら、いろいろなところに気軽に移動して住むことができるのもメリットです。

リゾートや趣味が楽しめることも

沖縄や九州などの南国に行けば、マリンスポーツを楽しむことができます。北海道や東北などでは、休日はスキーやスノボ三昧ということも可能ですね。
最近すっかり趣味として定着したキャンプにも気軽にでかけられます。
また、その地方の観光スポットや温泉をまわるという楽しみ方もできるでしょう。

旅行好きな人にとっては、仕事をしながら旅の楽しみも味わえる働き方だといえます。

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住居付き派遣薬剤師のデメリット

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このようなメリットのある住居付き派遣薬剤師ですが、違う面からみれば、これらの面は普通とは違うデメリットにもなります。

落ち着いて働くことができない

派遣薬剤師は、もともと職場が定期的に変わる働き方です。同じ職場で働けるのは、最長でも3年です。長期間働く人員を必要としているときは、正社員やパートを採用するので、実際は派遣薬剤師が3年間同じ職場で働くことは稀だといえます。

住居付き派遣薬剤師の場合も、ある程度の期間で派遣期間が終わることが前提となっています。せっかく仕事を覚えて職場になじんでも、そのまま働き続けることはできません。

また、職場によって住居が用意されているということは、裏を返せば仕事が終わればそこに住み続けることはできないということです。住む場所が確保されているのは生活面でも心の面でも安心感につながりますが、住居付き派遣という働き方は、そういう面では不安定な立場にあるともいえます。

人間関係に気を遣う

住居も変えてそれまでとはまったく違う場所で働くということは、まったく初めての人間関係のなかに入っていくということです。
住み慣れた土地で職場を変わるだけでもいろいろと気を遣うことがありますが、初めての場所で新しい職場に入る際には、また違うストレスを感じることもあるでしょう。
人間関係にいろいろと気を遣わなければならないのは、住居付き派遣薬剤師のデメリットだといえます。

住み慣れた土地ならば、休日には友達や家族とすごすことができますが、住居付きで見知らぬ土地に行った場合、それもできません。働いているときだけでなく、プライベートの人間関係も変わってしまうので、孤独を感じることがあるかもしれません。

公共交通機関が不便なところがある

住居付き派遣薬剤師の求人にもさまざまなものがありますが、へき地や山間部などの公共交通機関が不便な場所の求人が多くなっています。自家用車がないと生活ができないというところもあります。
車を持っていれば問題ありませんが、車がない場合は、条件のよい求人があっても応募が難しいかもしれません。

ただ、地方の中小都市や、田舎であっても駅の近くといった求人もあります。自分は車を持っていないから地方で派遣薬剤師としては働けないということはありません
自分の条件を派遣会社のコンサルタントに伝えておけば、車がなくても無理なく働ける派遣先を紹介してもらえます。

住居付き派遣求人の探し方

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メリットがあるのはわかったけれど、実際に始めるにはちょっとハードルが高そうにも思える。そんな住居付き派遣はどのように探せばいいのでしょうか。

派遣会社のサイトで「住居付き」という条件で検索すれば、日本全国の住居付き派遣薬剤師の求人を見ることができます。

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ただ、求人のなかでも条件がよく人気のものは、派遣会社の非公開求人であることも多くなっています。
まずは派遣会社に登録して、担当のコンサルタントに自分の希望を伝えておくとよいでしょう。
その際には、全国に支店のあるような大手の派遣会社がおすすめです。

また、とくにリゾート地として人気の土地の求人はすぐに決まってしまうことが多いです。そのような場所を希望する場合は、紹介されたらすぐに働けるように日ごろから準備しておくことも大切だといえます。

住居付き派遣薬剤師に関するQ&A

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ちょっと特殊な働き方の住居付き派遣薬剤師。よくある疑問をまとめてみました。

引っ越し費用は出るの?

引っ越しにかかる費用は、派遣先から出る場合と出ない場合があります。引っ越し費用は出るけれど、上限の金額が決まっていて、それ以上は自己負担になることもあります。
家具付き物件の場合はそんなに多くの荷物を運ぶことは想定されていないので、引っ越し費用は出ても最低限だと考えておいたほうがいいかもしれません。

また、こちらから派遣先への引っ越し費用は出るけれど、もといた場所に帰ったり、次の派遣先へ向かったりする際の引っ越し費用は出ないというパターンもあります。

引っ越し費用については、派遣会社を通して事前にきちんと確認しておきましょう。

光熱費は自己負担?

光熱費についても、自己負担の場合もあれば、住居費に含まれていることもあります。現代は部屋にWi-Fiがあるかどうかも気になるところですが、それも物件によります。もし光熱費が自己負担の物件では、契約も自分でしなければなりません。

なお、ホテル住まいの場合は、光熱費が別にかかることはありません。

いま住んでいる住居はどうしたらいい?

実家住まいの場合は問題ありませんが、現在賃貸に住んでいて、住居付き派遣で働こうという場合は、いま住んでいる部屋をどうするかが問題になります。

派遣先の住居が家具・電化製品付きのワンルームだったりすると、逆にいま持っている家具や家電を持っていくことができず、どうするか悩むことになるかもしれません。
現在住んでいる住居の家賃までは負担してもらえないので、どう対処するかは自分で決める必要があります。

期間が短かったり、派遣期間中に時々帰ってきてすごすつもりだったりするならば、そのまま部屋をキープしておいてよいでしょう。
住まない部屋に家賃を払うのが負担ならば、いまの住居を引き払って実家に荷物を送っておくという選択肢もあります。トランクルームを利用することもできるでしょう。
派遣終了後のことも見据えて、自分にとってどうするのが一番よいか考えてみましょう。

車に乗れないと不便?

先ほども説明したように、住居付き派遣薬剤師にもいろいろな求人があり、車がなくても生活ができる地域で働くこともできます。また、車がないと不便な土地でも、自転車を貸してくれる場合もあります。

ただ、車がないと不便な場所も実際には多くあります。職場の近くに住んでいるので通勤には困らなくても、日々の買い物や、休日に不便さを感じることも。

もし車が運転できない場合は、無理をせずに公共交通機関が使える場所で求人を探すほうがいいかもしれません。

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まとめ

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資格職である薬剤師は、全国どこでも求人があって、よい条件で働けるのが大きなメリットです。
旅行好きな人、さまざまな土地でいろいろな経験をしたい人にとって、住居付き派遣薬剤師は魅力的な働き方だといえます。
もし住居付き派遣薬剤師に魅力を感じたら、まずは派遣会社に登録してみてはいかがでしょうか。

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非公開、高時給の地方求人が知りたい方は、ぜひご連絡ください。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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